やくざ風味の日記
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『平松伸二』について
皆さんは、知っているであろうか?漫画家・平松伸二の名を。 まあ、作家としては一応かなり有名な作家である。代表作として『ドーベルマン刑事』『ブラックエンジェル』『マーダーライセンス牙』なんかあるんすけど。 この人の描く漫画がまあ…クセがあるわけよ。ホント。 昭和後期のころは少年ジャンプ中心に仕事してたんすけど…まあ、今の少年誌ではお呼びはかかんないどろうな…濃すぎて。 この人のマンガは…シャブ(プッ)・シンジケート(ププッ)なんかが飛び交う七曲署も真っ青なノリで描かれてたのだ!! 芸能界=ヤクザ・人相の悪い刑事=ヤクザ・建設会社=ヤクザ。構図的にこんな感じ(笑)わはははは…わかりやすい。『ブラックエンジェル』なんて初期の話は一話に一回は女性キャラがレイプされてたからなあ…ホンマに少年漫画なんか、あれ。 この『ブラックエンジェル』つーマンガはちなみにどんな話かつーと、簡単に言うなら現代版必殺仕事人。初めのウチは(笑)一話のほとんどを悪党(笑)と呼ばれる人間たちの蛮行がありありと描かれていて最後の何ページかでブラックエンジェルという謎のお仕置き団体に所属している主人公に殺されるって感じです。 一話その内容を取りあげてみましょう。
なんか東京に一人暮らしのバーサンがいてさあ、なんかチンピラ三人組(トーゼン髪型はリーゼントかパンチ。服はアロハ)に目つけられるワケよ。んで、勝手に言えの中はいってこられて金とか取られまくるわけ。そんで毎日のように家の中メチャクチャにされて、耐えかねたバーサンが警察連れてくるワケよ。んで、警察が部屋に入った瞬間見たものは…なーんか掃除したりしていかにも「一人暮らし老人助けてますよ」てな感じのスマイル浮かべて働いてんおよ。警察、「おいおい、オバーサン。いい加減な事いってんじゃないよ」てなこと言ってさっさと帰っちゃって。扉を閉めたとたん人相が変わるチンピラ三人組。さっきまでの好青年ぶり(まあ、無理がありすぎたが…)が、あ〜ら、不思議!! 「ババア!!ちくってんじゃネエぞ!!」とどっかで聞いたようなセリフを披露。いきなりバーサンに”ねじりん棒”(これがなにか分からない人は「明日のジョー」を読もう!!マンモス西、最高!!)を食わせて声出せなくして”焼きごて”(なぜ彼らがこんなものを持っているかは謎)で背中にジューなのだ!!背中ジュー!!バーサン、絶叫!!(声出てないけど)。平松の描く涙はズババ!!って感じ。ズババ!!バーサン、ガタガタ震えて「お、鬼ーーー!!」とか一人になったときに叫んだりしてね。まあ、この後バーサン自殺して、チンピラは主人公にぶっ殺されるわけなんすよ。
記憶曖昧だけどこんなもんだったと思うよ。確か。しっかし…暗い。これ、今のジャンプでやれたら面白いだろうなあ。「ヒカルの碁」→「ブラックエンジェル」→「ボボボーボ・ボーボボ」てな順番で(笑)。でも、当時のジャンプではこれと「奇面組」が一緒にやってたんだよなあ…たいしたもんだ。
この「ブラックエンジェル」は結構有名な作品なので知ってる人は結構いる?と思うが。なんか続編っぽいのが今「スーパージャンプ」でやってるはず。
(続く)
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