やくざ風味の日記
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| 2001年06月07日(木) |
イエモン論 『SICKS』 |
『イエモンについて』
今日はNHKのバイトだったんで夜中TVを見てたらなんと!イエモンの姿が!! 直後に姉からの電話があり、しばし盛り上がったモノだ… 最近メディアから遠ざかっていたので喜びもでかかったッス。 やはり、オレの魂はイエモンにあるんだなあ…て実感したよ。
そこで今回はアルバム『SICKS』について。 イエモンの6枚目のオリジナルアルバムにして、会社をファンハウスに変えてからの一作目になるわけなんだが…これが凄いのだ。 オレ的にはベストアルバム。なんつーか一つ一つの曲が凄すぎる。オアシスのアルバム『モーニンググローリー』が曲の完成度の高さに全曲シングルカットしようかと言われてたそうだが、そんなカンジの凄さである。 なんといってもポイント高いのがシングルの曲が『楽園』一曲しか入ってないことかな。オレ的にイエモンの曲の真の素晴らしさはアルバム曲にあると思ってるからシングル曲が少ないと言うことはその分新曲が聴けてお得ってこと。
曲順として『天国旅行』→『創生児』→『HOTEL宇宙船』→『花吹雪』と続く流れには背筋が凍るほどの快感を覚えたモノだ。 このアルバムのなにがこんなに自分を引きつけるのだろう。 なんとなく思うのはこのアルバムはイエモンのらしさを確実にもちながら、今までとは違った新しいイエモンを見せてくれるというか…というより今まで自分の中でこれがイエモンの曲だ!!てもってたイメージをより肉迫した形で見せてくれているってゆうか…「改良」でも「改革」でもない、敢えて言うなら「開拓」のイメージが強い、文字通りイエモンの世界というか地平が広がったカンジがした一枚だった。そんな意味でこのアルバムを聴くと勇気というかやる気が出てくるのだった。ちょっと?世界に浸っちゃうけど(笑) まあ、なんのせ何かを始めるきっかけになる一枚です(あくまでオレ的)
この中でどの曲が一番好き?て聞かれても相当困るのだが…より印象が強かった曲と言えば、ありがちと言われようともやっぱり『花吹雪』!! この曲は吉井さんの声で歌われると激しい魂がこもったカンジになり脳を揺さぶるんだけどなにより歌詞自体がブッチギリにいいのだ! この曲、カラオケとかテレビで吉井さんが歌うのとか結構聞いたことがあるかもしれないけど歌詞だけ静かにじっくりと読んでる人ってファン以外はあんまりいないんじゃないかな。ぜひとも歌詞もじっくりみてからもう一回聴いてみよう。また一味変わって聞こえるハズだ。そんなわけで花吹雪の歌詞をもって今日は締め。
『花吹雪』
夢に包まれた ほんのささいなあの時の 君の匂いは恥じらうしたたかな花 呪われたように 何かに取り憑かれたように 夜な夜な名を呼んだ くちびるでふさいでくれ
桜色の君の全て ヒラヒラとただ舞い散る踊る
花吹雪 風の中 君と歩いた道 花吹雪 この心 病い重い想い
話したい事 山のようにあったけれど もうどうでもいい 今は君に触りたい 抱き合っていたら希望も悩みも忘れる だらしないくらい 何度も何度も下さい
雨上がりのアスファルトがキライになりそうな エロティックな香り
花吹雪 風の中 君が笑った道 花吹雪 この身体 病い軽いめまい
「君と死にたい」それぐらい今は 力まかせな言葉の中で 埋もれて
花吹雪 風の中 君と別れた道 花吹雪 ふり続く 他に誰もいない 花吹雪 幻覚を見てたような毎日 花吹雪 花吹雪 風の中を泳げ
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