こんな秋の姿もまたあった。白い細い枝はまるで骨のよう。その骨は、けれど、枯れた骨ではなく、エゼキエルが神の息を吹き込んだ、生き返り動き出した骨のように見える。その艶かしく、怪しい美しさ・・・東山魁偉の絵のようだと思った。