たりたの日記
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2007年04月17日(火) 子どものためのヨガ

 ここのところ、英語版の子ども向けのヨガの本やDVDを捜していたのだが、「Yoga pretzel」というタイトルの本が目に止まって注文した。これは本として売られているがどうやらカードらしい。
 そして昨日、注文していた物が届いた。求めていたものとぴったり。いえ、はっきり言って期待を上回っていた。何とも幸運な出合いだ。しかもアマゾンのユースドブック(しかしなぜか未開封の新品)で750円とは感謝感激!


 幼児や児童の英語のクラスでヨガを取り入れて半年になるが、子ども達が楽しんでやるばかりか、ずいぶん上達してきた。身体が固かった子たちも、美しいポーズができるようになってきている
指示は英語で出すので、英語を聞き取って身体を動かすという事が自然に出来る。しかもヨガはリラックスさせるので、その中で聞き取る英語もすんなりと身体に沁みこむはずだ。
これは一石二鳥。わたし自身がリラックスしてヨガをする事ができるのだから一石三鳥くらいのものだ。
 ヨガはハタヨガを6年間、その後スポーツジムのヨガを5年間やってきたが、子どものためのヨガについては経験がなく、自分なりに教えたい英語や単語とヨガを組み合わせてやってきた。しかし、ここまでくれば、本格的に子どものためのヨガについて知りたいし、それならば英語圏で使われている教材を当たってみようと思いついたのだった。


 50枚のカードは呼吸法、バランス、前屈、後屈、ねじりとストレッチ、パートナーとやるもの、休息の7つの分野に渡り、それぞれが色分けされている。本と違いちょうど、料理のレシピカードのように必要なものを取り出し、見ながらやってみるという利点がある。イラストのセンス、色のセンも素晴らしく、実際、眺めるだけでも楽しい。

 それぞれのカードの表にはポーズとその名前と効果が記され、裏にはそのポーズを作るに到るステップが子どもに分かりやすい英語とイラストで示されている。指示の前には、"Iam strong" I am peaceful"と自分への語りかけ、アファメーションのフレーズが書かれていて、子ども達はそれを唱えながら動けるようになっている。
 この点は言語教育の立場からも素晴らしいが、何より子ども達が自分の身体や心に意識を向け、それを肯定しつつ動くことができるなど、何とも教育的だ。教育的視点、コンセプトがはっきりしているところなどは欧米のこうした教材や教育機関に特徴的なところだ。
 家庭で親子でやるのも良いだろうし、小学校や中学校の英語教育の現場でもおもしろい取り組みができるのではないだろうか。もちろん、大人も充分楽しめる。

  良い教材はぐんとモチベーションを引き上げる。まずは教える側のそれを。そして教える側がその教材に惚れ込んでいれば、習う方にもそれは伝染するというもの。さてこのカードの効力はどのようなものだろうか


たりたくみ |MAILHomePage

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