たりたの日記
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| 2006年07月01日(土) |
ことのはライヴ 「空に いちばん近い山」へ |
 昨日、7月1日、夕刻より、三鷹の文鳥舎 へ。 文鳥舎,ことのはライヴ【空に いちばん近い山】というイベント。
山岳カメラマン村口��行さんの語るエベレストとゲストの詩人正津勉氏の山と文学の話を楽しみに出かけた。
始まりの時間5分前に文鳥舎に着く。ここへ来るのは二度目。 そういえば、去年の3月、初めて山にお誘いを受けた日、帰りにこのカフェに連れてきていただいたのだった。
小さな趣のあるカフェにぎっしりと椅子が並べられ、客席はほぼ一杯という感じで、見知った方々の顔が嬉しかった。 前には様々な登山用品やカメラにに囲まれた村口氏。 以前、村口氏の「四度目のエベレスト」を読んでいたので、 実際に本人から話を聞けるといことに、わくわくするものがあった。 村口氏は年間100日ほどをヒマラヤで暮らすという山岳カメラマン。 日本人の最多登頂者であり、渡邉玉枝氏、三浦雄一郎氏らを エベレストの頂上に導いた人。
いい顔しているねと隣の席のKさんと話す。 山男の顔なのだろう。すでに山の気が、ヒマラヤの気が流れ出ているといった感じがするのだった。
8848mの高さというものがどういうものであるのか、 そこに登るという行為が実際どういうものであるのか、 そのほんとうのところは実際に体験するのでなければ、分かりようがない世界だ。 けれども、まるで雲を掴むように実感のなかった世界にほんの少しだけ近づけたような気持ちになった。 狭いテントの中で、どのような装備をするのか実演を見ながら、あらためてその大変さを思う。 実に大変な、超人的な事なのだというのが実感だが、 カメラで映し出された山山の写真はみごとに美しく、 わたしたち人間の住んでいる地球にこのような場所があるのだと、心はそこへ飛んで行った。 そして、大変な苦労をしても、そこへ出かけて行きたいという気持ちが分かるように思った。
正津氏の話の中では、山を愛した文学者として挙げられた宮沢賢治の話が印象深かった。 「山の本」夏号で正津氏の紀行文「賢治の山」を読んでも思ったことだったが、 子どもの頃、思春期の頃、また子育ての頃と、年代や情況が変化しても、ずっと出会い続けてきた宮沢賢治と、今度は山で繋がるということが何とも不思議な、そしてはっと、ある場所に立ち返るような気持ちになるのだった。
ヒマラヤ・・・行ってみたい・・・もう少し若ければな・・・。 膝を痛めたりすることがなかったら、うっかりヒマラヤ目指してトレーニングを始めてしまったかもしれないな。すぐにその気になるヒトだから。 夢は夢、現実は現実と自分に言い聞かせる。
けれど、愛する賢治が1年に十数回も登ったというその山、岩手山になら、わたしにでも登ることはできるだろうと希望が湧いてくる。
賢治の山を目指して、膝を強くするトレーニングに励むこととしよう。 村口氏は毎日のトレーニングの大切さを語り、TVなどを見ながら一日800回のスクワットをすると言う。 800回は無理としても200回くらいならできるだろう。
新たな希望と目標がふつふつと湧き上がってくる帰り道だった。
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