たりたの日記
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2003年10月13日(月) Mの寮の部屋でまどろんだ雨の日の午後

連休の3日目、夫と共に春から大学の寮で暮らし始めた次男のMを訪ねる。
5月の連休の時以来だ。

彼が家に置いていった冬物衣料や食料品などを届けるのが目的だが、ちょうど学園祭の最中だから、キャンパスの様子などをちょっと見てこようと思ったのだ。

このことを巡って夫との間でちょっとした意見の食い違いがあった。
Mが入っているサークルが店出しをすることを聞いていたので、せっかくだったらその日に行こうというと、夫はよそうという。わたしとすれば、Mの友人達にも会えるだろうし、彼の大学での様子が分かるからと思ったのだった。

「あのときストロング・ウエイにぼくのおふくろが現れたと思ってみて、そんな男とつき合う気する?息子の学園祭なんてあんまりうろうろしたくないよ。」と言う。前回の日記で触れた夫と出会った模擬店「ストロング・ウエイ」のことだ。

うーん、そうか。あの場所であの風貌の少年の傍らに、すっごくまともな、りんとした母親がいたとしたら...我々の出会いは成立していなかったかもしれない...

そこでわたしも考えを改めて、模擬店をやっている日曜日は避け、Mが一日暇だという13日に訪ねることにした。

いっしょに食事や買い物をした後、ざんざん降りだったこともあり、雨が止むまでということで彼の6畳一間の寮の部屋でしばらく過ごす。きれいに片付いているというわけではないが、なんとか我々が座るスペースはあった。わたしは入るやいなや「掃除なんてしないでね」と釘を刺されているから、あちこちに目を光らせることなどあきらめて、ベッドの上にどっかりと座りこむ。
Mと夫はパソコンをクリックしながら、音楽の話を始めた。

なんだかこれは親が子どもを訪ねている図じゃないな。どうみても友達が寮に遊びにやってきている図だ。わたしだって母親モードにさえならなければ、この空間をけっこう楽しむことだってできる。

「元ちとせの新しいCD,なかなかいいよ。」
「ぼく、買おうと思ってるんだけど。」
「あ、お父さんが買うつもりだから貸すよ。」

二人のそんな会話を遠くに聞きながら、わたしは、窓から雨に濡れた木々が見えるベッドの上にひっくり返って、うつらうつらとしばらくの間まどろんでいた。





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