たりたの日記
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| 2002年10月22日(火) |
もともとのわたしって |
昨日の日記に本来のわたしになっていくと書いた。 もともとのわたしって何なのだろうとふと思う。
これまでの歩みの中でいくつものドアの向こう側に閉じ込めてきた自分自身を 解放してきたと思っていたけれど、わたしはもうすっかり本来のわたしへ戻っていると思っていたけれど、まだ開いていないドアが見えてくる。
しかし、そういったドアを開けることはよいことなのだろうか。 パンドラの箱や、浦島太郎の玉手箱のように開けてしまうことで失ってしまうことだってある。たとえそれが真実のことだとしても。 12時の鐘の音とともに馬車がかぼちゃに戻ってゆく、その白々とした光景を見るのは怖い。願わくば、魔法だと分っていてもかぼちゃの馬車やねずみの御者を従えたシンデレラのままでいたい。
でも、人間は閉められた箱を開けないではいられない生き物なのかもしれない。だとすれば、そこから何がでてきてもたじろがないだけの心構えは持っていなくてはならない。
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