ノエルの日記
日々いろんなことがあるよね。

2006年08月15日(火) 終戦の日

今日は終戦の日。
昭和20年、1945年の今日、第2次世界大戦での日本の敗戦が決まった。
8月6日、9日と2つの原爆を落とされた後の事だ。
日本の敗戦色は濃く、捕虜になった日本人はアメリカの設備や暮らしを見て
この国に勝てるわけがないと思うほどに歴然とした力の差があるにもかかわらず
さっさと戦争をやめなかった軍上層部の責任は重い。

中国や韓国の人たちにもずいぶんとひどいことをした、が
同国人にすら「死んで当たり前」と教育をするような人達なのである。
特攻隊で幾人もの若者の命を当然のように棄てさせて行ったのである。
国民が飢えても「我慢」を強いた国なのである。
鍋ややかんや敷居のレールまで持っていかなくてはならないほど
材料もなかった国なのである。
それなのに戦争をやめようとしなかった国なのである・・・・。

その状況を想像しただけで、涙が止まらなくなる。
国のために、家族のために、死にに行く様な人たちが
かつてはいてくれたのだ。
今はそんな人はいないだろう。

自分の居場所が見つからずに、自分のために死ぬ人はいても
国のため、家族のために死んで行く人なんて今や誰もいやしないだろう。

その若き命のために、南の国でのたれ死ぬようにして亡くなった人のために
うその情報を聞かされ続け、潔癖さゆえに自ら死を選んでしまった人のために
国中で祈ってもいいくらいだと思う。
戦争はいけないことだと、もう一度深く個々の胸に刻み込んで欲しいものである。

そんな国の首相がこの日の参拝のことでいつも近隣諸国と揉めている。
靖国にいる多くの犠牲者に祈りをささげることは悪いことではない。
しかし、英霊に祈りをささげるのであれば、沖縄にも、広島にも、
長崎にも、サイパンにも、グアムにも、インドネシアにも
それこそ韓国やら中国やらシベリアにも行って祈りをささげればいいのだ。
戦争のために命を落とした全ての人に私は祈りたい・・・と、
言ってしまえばいいのに。
票稼ぎの参拝だから中途半端な形でしか実現できず、結局は悪くしか取られない。
徹底的に世界中に参拝に出かければいいのに・・・と思う。

「いたちの最後っ屁」のような形での終戦の日参拝には
失笑することしか出来なかった。


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