ノエルの日記
日々いろんなことがあるよね。

2001年10月03日(水) 民子。

某キャットフードの宣伝に出ていた
「民子」と言う猫がいる。
設定としては

「民子」は売れない作家の元で暮らし
まさに売れない小説の唯一の読者だった。

そんな作家が売れ始めた頃「民子」は
どこかへ行ってしまう。
作家は一生懸命さがすが見つからず
長編小説が書き上がる頃ぼろぼろになった
「民子」が帰ってくる。そしてその作家の書いた
長編小説を読むと「最高よ」(と作家には聞こえたのだろう)
と言う言葉を残しまたいなくなる。

作家は必死で探すが「民子」は帰らなかった。
帰ってきたのは「民子」がこの世からいなくなる最後に
会いに来たのだと作家は思う。

そして時は過ぎいろいろなことが起こっても
「民子」の事が忘れられない。

・・・と言うCMなのだが、見るたびにいつも泣いていた。
その「民子」が本になってよみがえった。
セピア色のあのCMのイメージそのままに
CMで使っていた台詞もそのままに・・・。

すぐさま購入して読んでまた泣いた。
でも、「民子」がずっと手元にいてくれると思うと
とてもうれしい。
泣きたいときは「民子」を読んで思いっきり泣こうと思う。


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