某キャットフードの宣伝に出ていた 「民子」と言う猫がいる。 設定としては
「民子」は売れない作家の元で暮らし まさに売れない小説の唯一の読者だった。
そんな作家が売れ始めた頃「民子」は どこかへ行ってしまう。 作家は一生懸命さがすが見つからず 長編小説が書き上がる頃ぼろぼろになった 「民子」が帰ってくる。そしてその作家の書いた 長編小説を読むと「最高よ」(と作家には聞こえたのだろう) と言う言葉を残しまたいなくなる。
作家は必死で探すが「民子」は帰らなかった。 帰ってきたのは「民子」がこの世からいなくなる最後に 会いに来たのだと作家は思う。
そして時は過ぎいろいろなことが起こっても 「民子」の事が忘れられない。
・・・と言うCMなのだが、見るたびにいつも泣いていた。 その「民子」が本になってよみがえった。 セピア色のあのCMのイメージそのままに CMで使っていた台詞もそのままに・・・。
すぐさま購入して読んでまた泣いた。 でも、「民子」がずっと手元にいてくれると思うと とてもうれしい。 泣きたいときは「民子」を読んで思いっきり泣こうと思う。
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