喧騒及煩悩日々是徒然
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2005年07月18日(月) おのれ、オバども…(怒)

私が知らない間に祖母の箪笥を開けて、着物を分配していました。

M叔母(父の妹)が『開ける時連絡するねー』と正月に言っていたので素直に待っていました。
そしたらオカンが
『Nちゃん(同じ年のイトコ)おばあちゃんの箪笥から着物貰ったって言うけど、ユミちゃんはもらわなかったの? って言われたけど…知ってる?』と

はい?

慌ててM叔母に電話して…やっと今日連絡が取れました。
『あぁ、NちゃんがちょうどいたからKちゃん(父の末妹・未婚)と開けて、ユミちゃんの分残してあるわよ』と
ずっと待ってたことを伝えると
『取りに行くといいわよ、Sちゃん(父の兄嫁)に電話してみて』



絶対にこれはS伯母が主犯だ…。
この伯母は、祖母を荼毘に付して数時間も経っていない精進落としの席で『私、あの人(祖母…確かに性格はものすごくきつかった)のことずっと嫌いだったのよ』と言ってしまった前歴の持ち主。
その常軌を逸した発言にうちの母親は激怒した
…外で一度も声を荒げたことのなかった母親だけに、伯父も父もそして私と妹も驚いた。
あとにも先にも、外で母親が怒鳴ったのはこの時だけだ。

確かに私も妹も祖母があまり好きではなかった
同居していたNちゃんははっきり『嫌い』と言っていた。
しかし彼女は祖母を焼く窯の音を聞きながら『…いなくなると何もかも許せて、いいことだけ思い出す』と呟いた。
そして妹は、7人の孫の仲で一番祖母のために涙を流した。
(ちなみに孫の面子…()内は私との年齢差 上からD(2)、N、私(年同じ)、A(3)、N美(6)、妹(10)R(15)。
N美とRはM叔母の子供)

『可愛がってもらった記憶なんてないからおばあちゃんは嫌い』と言って父と大喧嘩をした妹は、亡くなる一週間前に最後に祖母の顔を見た時…泣きながら病室を出て行って、私にすがり付いてロビーでずっと泣いていた。
私も正直、祖母が死んでも泣けないだろうと思ってたけれど、顔に白い布をかけられて横たわる姿を見た瞬間、涙が止まらなくなった。
『バァちゃん、綺麗だろう?バァちゃんはお嫁に行くんだよ』
祖母の横で祖父は何度もそう繰り返していたのが今でも忘れられない。


まぁ…祖母の話はともかく…。
9月になったら自分の分として残っているのを取りに行くと言う話をつけてきました。
『バァちゃん腰周りはあるけど胸は小さいわよ』
えぇ、大丈夫ですとも。
私のこの尻はO原(祖母の実家)家からの遺伝だ。
…胸は母方からだけど…胸をつぶす方法は年中やってるから大丈夫!!


これでやっと衝動買いした着物も着てあげられる…




………あれって…単だっけ…(汗)



子安侑美香 |MAIL