喧騒及煩悩日々是徒然
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| 2004年04月04日(日) |
エリザベート』・2 帝国劇場 1階O-12 |
トート/内野 フランツ/鈴木 ルドルフ/浦井 エルマー/藤本 ちび/苫篠
と、言うわけで(何がだ何が)前回のレポもまともに上げられないうちに、2度目です 今回は前よりしっかりと舞台装置を見ました …でもオペラグラスは気付くと閣下に。だって夢に見るほどウッチーが見たかったんだもん(笑) その閣下の歌はまた格段にうまくなってました 時折外れてたような気もするけど、気にならないレベル。 祐さんよりマイクの音量上げてあるのは間違いないけど、 こう…腰に来るというか。(本気で最後のダンスで一幕終わりじゃなくてよかった) 登場した瞬間、オペラグラスを合わせ損ねてあわててダイヤルを回してしまいまたひとりあわてる。でもあのゴンドラは前回の座ってる方が好みかな。 某さんが『結婚式のゴンドラ』とか言うから、ねぇ。 その閣下の足元の死者の衣装にシダ(かな?)が巻き付いているのは結構好きかも。 さて今回はがんばってストーリー順に書きます。
村井パパは…先代の寺泉パパ以上にシシィが可愛くて仕方がない様子。 そして家庭教師@徳垣さんへのちょっかいの出し方も非常に宜しいです(笑) その徳垣さんもまた可愛いです。ちょっと鼻にかかったような怪しいイントネーションで喋るところが。 …パパ、美味しいのを捕まえられてよかったね(笑) そして一路シシィもまた前回以上に野生児です。 『フランス語なんて大っ…(ちょっと溜め)嫌い!』 今回からの赤いワンピースも野遊び向きで可愛くて宜しいです。 でも内心、あの電飾のために目立つ色にされたのではないかとかんぐって見たり
落下映像は…もう私には見えません。あれは幻です(直視したくないらしい) 今後のことを考えると仕方がないとはいえ、チェスをしている閣下でなくなったのもちょっと淋しいです。 迷い込んできた運命の出会い(?)から、献上されてきた品物が気に入ってしまった今回の演出も慣れれば納得できるのでしょうが…。 あの溜めなし姫抱っこや命吹き込みもなくなってしまって…ほろほろ
続いては綜馬フランツ。今までずっと見てきたその姿にほっとすると同時に、もう一人のフランツ・石川さんと思った以上に似ていて、安心しました。 私の気のせいかもしれませんが、二人…結構似てません? まぁ…あのお口もぐもぐはともかく(だからそれから離れろって) そういえば死刑囚の母親、今回グレードアップしてました。前回以上に必死に叫んでます(…ってキャストかわったのかしら??) それに心揺らぎながらも『却下!』という声に色々なものを感じます。 …でも「結婚!?」と信じられない様子で言っておいて、そのあとにすぐシシィに惚れちゃって。 見合いの間中、ヘレネを見ているフリをしてずっとシシィ見てます。 それだけに続く『天と地の間』のシシィとあわせて幸せになって欲しいとつくづく思うのです。 前回ここにあったシシィの台詞『だぁいすき!』の時点で毎度泣いていたのですが…今回はこの台詞がなくなってしまい、大丈夫かと思ったのですが…『幸せになりましょう』でやはり涙ぐんでしまいました。 本当に何故なのかはよく判らないのですが…。 でもこのシシィがかわいいのよぉぉぉぉぉぉぉっ、あのガラ・コンのMaikeさんの声と同じくらい。(そして内心で…一路しゃんの年齢を考える) それにメロメロになっていると、待ちに待った『不幸の始まり』 前回までのパラパラがなくなって残念だけども、塔の上でヴェールを引いている閣下の笑みが禍々しくて…うっとり(は?ょ 巻かれている人々は全て閣下の手の中で踊り、一人自由と思われたシシィもそのヴェールの先を閣下に握られている。 全てのものが逃れることが出来ない運命『死』を握っているというこの演出は好きです。 (と、いいつつシシィの生着替えにも喜んでいる。だめぢゃん、アタシ)
そして目をつけていたカワイ子ちゃんを横取りされた腹いせに不幸を撒き散らしに現れた閣下の『最後のダンス』 こ…腰ぬけました。 まさかここまでウッチーの声が出るようになっていたとは思いませんでした。 最後のファルセットも…いやん、あたちもう駄目…(かなりメロっている) うっとりしたまま見ていて、続くシーンでまた発見しました。 フランツに連れられていくシシィを一番最後まで見ているの…パパでした。 娘を嫁に出すオヤヂの気持ち…村井さんも娘さんがいるから判るんだろうなぁと。
続くパバアチェック(笑)についてはもう何も言うまい。 前回よりグレードアップしていて(その合間にBelluさんを発見してそこばかり見てた気もする…)、一人になった後シシィちゃんも前みたいに泣き崩れず、仁王立ちになって『私だけに』を歌っちゃう。 …この瞬間にシシィが16から20代に一気になってしまった気がするのは私だけなのでしょうか? 前はもうちょっと可愛かった気が…。 でもそこから『コルフ島』までずっと20代(笑)←混乱中
ちょっと飛んでハンガリー訪問。 今回もまた閣下に気をとられた一瞬にマントを脱がれてしまい、あの待っていた瞬間を見逃しています。 エルマーが狙撃した直後のフランツの反応すらも見落としました。 どうでもいいのですが、藤本@エルマーの衣装…ステファンのままなので一瞬縄田さんがエルマーかと思ってしまうのです。…こんなところでケチんないでよぉ で。閣下の忠実なる下僕達が持ってくる小さな棺。 セリを使って上がってくる演出はいいなと思いました。 席の位置の関係で皇帝夫妻の細かい表情は見れなかったのですが、ここでフランツが棺を抱いて去っていく時にいつも思うのが、史実のフランツがゾフィーにあてた手紙の『娘は天使になりました』という言葉なのです。 舞台上で<皇帝>でなく<父親>としてのフランツを見る事ができるのは、こことルドルフの葬儀のシーン…あ、どっちも閣下(死)関連…。 その閣下が帽子を取ってお辞儀するというのはなくなってました(涙) おかげでシシィがどこを見ているのか、未だに判りません。
そんなままにカフェのシーン。 相変わらず見事な『ドキッ。男だらけのウィーンのカフェ』←やめろって、自分。 閣下の登場はモーゼの『十戎』…だめだ、ここのシーン茶々入れる余地ありすぎ。
さて…続く『最後通告』なのですが、どうもこのシーンのフランツとシシィというのが私の記憶にないのです。 見ている場所は常に椅子周辺。以前に後ろでうごめく影や脱ぎ捨てたコートや頭をぶつけた瞬間などを見ているだけに…つい。 大阪・博多と明かりがついた時には机をなでまわしていた閣下も、今回は頬杖に戻っていてちょっと残念と思ったら、机の上に寝そべってセクハラ。 いやああああっ。相変わらずなのねぇぇぇっ(アドレナリン大放出) それに身をゆだねかける一路しゃんの顔の色っぽいこと…ほぅ(崩壊中) 毎回至福を感じるわけですよ。
嬉しかったといえば一幕ラストの白ドレス。 今回から階段がヅカの大階段のように電飾がついたせいなのか、降りてくる一路さんが一瞬白〇あやかや大●れ○のようなはかなげなシシィの成長した姿に見えて、今までで一番素敵に見えたー、と友人に話したら『…メイク濃いよ?』と。 でも私は好きなのよぅ ぢたぢた。
あぁ、やっと二幕です、 パレードシーンで大きな変化はなかったので安心して見れましたが、やはり鞭振り回しは禁止されているようです(笑) その代わりに柄を持ってくるりと華麗に回している閣下はずっと後ろにいるシシィを気にしています。 馬車が止まり鞭を収納して、シシィの方を振り向きながらゆっくりと足を台の上に載せるその横柄な態度…あぁうっとり。 そしてその閣下をしっかり見据えて勝ち誇るシシィは格好いいです。 『あんたなんかに用はないのよ』と閣下の手を無視する、自信に満ちた姿は見事です。ある意味4年間の集大成かなと思います。
シシィに突っぱねられた閣下の次なるターゲットはちびルドルフ。 相変わらずの先物取引…しかも今回の内野閣下はにこやかです。 にっこり笑顔で刃物を向けてます(笑) その閣下に友達と呼ばれて嬉しがるちびも、前回の桜井君なみに小さくて可愛いです。 その小さな手足をいっぱいに伸ばした地球儀乗り…なくなって残念。 ま、肩載せだけで我慢するか。
続くゾフィーのサロンについては相変わらずとしても…その後のマダムのコレクション…何だかいかがわしさが増してません? 今回のマダム@伊東さん…すっげぇ好み。 先代のシルビアさんとは別意味で、やり手って感じで格好いいですが…もうちょっと思いっきりムチ振って下さい(笑) と、言いつつ見ているのは小野さん。(実は未だに徳ちゃんが見つけられない) あとマデぴょんの衣装、紐ぢゃなくなってました…しくしく。 でもいいの。むちむちぷりんだから
そのむちむちぶりんの対極、ダイエットマニアの皇后様(笑) 倒れたところに現れた偽医者…しっかり声作ってます。 でもそれもあっさりと本性を現して、収穫…と思ったら『ハウス!』とされて。 …だってどうみても黙って出口を指す皇后様の姿が、灰色の大型犬に『ハウス!』ってしているようにしか見えないんですもの。 ここで前回まであった『夢とうつつ〜』がなくなってましたが、帰ってそれでよかったかもとここは思ってます。この方が何だかすっきり話が進む気が…
そしてこの件でフランツに責められて、見捨てられるような形になってしまったゾフィー。侵食されていくハプスプルクの紋章の前で歌う姿がとても小さくなってしまったような気がしました。 あぁ、ババァはババァなりに一生懸命だったんだな…と去年よりちょっといい人になったように思えました。
少し飛んでコルフ島。久しぶりに登場のパパは嬉しそうです。 シシィにアドバイスというより、自分が楽しんでます。 言うだけ言って、何気なく娘に触ろうとして、触れず自分の手を見ているあたり…やはり娘がかわいくて仕方がない様子が感じられました。
…そして待ちに待った『闇が広がる』 浦井くんの声が予想以上に高くて、またいぢめがいがありそうで宜しいです。 前回のような絡みがなくなって淋しいですが、その分今回の閣下には『煽動者』という色が強くなっていたように思いました。 そして何って…ウッチーの歌っている下のキーがちゃんと聞こえてくるのです。 前回は結構芳雄に飲まれていた感もありましたが、今回は負けてません。 あまりの素晴らしさに拍手より溜息です。 でもその溜息は次のシーンで落胆の溜息に変わりました。 <独立運動>で閣下が踊らないぃぃっ…あの髪を振り乱して踊るのが好きだったのにぃぃっ、もっとおどってよぉぉお。しくしく36 その後の逮捕も以前のように真後ろでニタリと笑うダンサーズがいなくなってました。 …縄田さん〜そこで捕まってないでよぉぉっ、あーたこの前まで捕まえてた方…
憔悴していた息子の下へ現れた母は…傷口に塩を摺り込むというか…きれーにスプーンで抉り均して帰っていってしまいました。 …前回以上に冷たいです、ママ。 そして息子は死を選ぶ…訳ですが、今回のルドルフは死を望んだようには見えないのです。 閣下が現れた瞬間にはっとして逃げ出すものの捕えられ、決して逃れることの出来ない死の腕に擁かれて、自ら引き金を引いてしまったという感があります。 対して閣下は漸く訪れた収穫の時を楽しんでいます。 自分の前にルドが来た瞬間の笑いは非常に禍々しく、じっとルドを見てそのおびえた顔を眺めてから、かぱっと…。 …更に言うなればちゅうしてる時間が長いです。 芳雄以上に食われてます、浦井君(笑)←シリアスがもたんな、私。
続く葬儀シーン…。やはり虚脱状態になってしまったシシィの姿がすごいです。 相変わらずここの一路さんの焦点が微妙に合っていない演技はすごいです。 そしてまた僅かに見えるフランツの『父』の姿。 なまじそう云うシーンがないせいで余計に印象に残ってしまうのです…。 フランツも去り、一人霊廟で涙に暮れるシシィの元に現れたトート…を見て思ったことはただ一つ「…どっかのホラー映画か?」 えぇ、頭の一部がずっとそう言いつづけるのです。 キョンシーだ、ミイラ男だ、四谷怪談だと。 いい考え方をすれば、一番手っ取り早い<死の誘惑>の表現だと思うのですが…閣下がもうヤル気…もとい気合十分のフェロモンムンムンで覆い被さってくるのは。 …しまった、フォローできない。 あ、シシィを突き放した後『顔も見たくない』と背を向けてしまうのは前と変わっていませんでした。 本当にこの方(トート閣下)の愛のカタチはまっすぐなのか歪みまくっているのか 未だ持って謎のままです。 よし…ラストに期待…。
『夜のボート』は…シシィの手を掴むというシーンがなくなってしまっていてすごく残念でした。 あれがすごく好きだったのに…フランツのシシィへの愛を感じられる瞬間だったのに。 今まで聞きつづけていたものと全く同じはずなのにそこだけが違っているだけで、涙が出てこないのです。 ただひたすらフランツを突き放すだけの歌にしか聞こえてこなかったです。
その妻に突き放されて凹んでいるフランツを更に襲う不幸…『悪夢』 今回から閣下の白い衣装がなくなり、コート姿のまま指揮をしているわけですが、これで閣下の禍々しさが減ってしまったと私は思うのです。 黙って立っていれば『半減』それをフォローしていたのは、内野閣下の口元の薄笑いでした。 そしてその閣下に対抗しようとして力尽きて倒れたフランツの姿は今まで以上に「みじめ」で、ルキー二に引きずり起こされた瞬間の表情はただの老人にしか見えなかったのです。 現世では皇帝と呼ばれても、亡者となってしまえばただの男、ただの老人なんだと今更気が付きました。 引きおこされて見せられたのは、最愛の妻が暗殺される瞬間。 それが愛する女を奪った男に対しての、黄泉の帝王からの最大の復讐だと私には見えました。
…で…どうして今回ダンサーズがシシィをひん剥…もとい喪服を脱がしてるんでしょう? 自分から脱ぐという演出が好きだったのに…ここまで変わってしまったのね(涙) 唯一嬉しかったのは、シシィからトートに飛びついていくところ。 ここだけは何時見ても幸せ…と思ったら余韻に浸る間もなく…人形ないない状態でシシィは再び棺桶にしまわれてしまいました。
これは…なに? どうしてっ!!
そうして謎は解けないまま…次回の観劇に行くのでした。
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