★匠味への道 第二回★
匠味… それはモスバーガーが店舗・数量限定で発売しているハンバーガー。 こだわりの素材、調理法で提供し、 製作するスタッフも選ばれたものしか調理できないという まさに特撰な逸品。 これは、その幻の味にたどり着くまでの 汗と涙(とヨダレ)の記録である。 (BGM:麻倉未稀「HERO」)
■9月11日 日曜日 晴れ 気温:かなり蒸し暑い
この間は目の前で逃してしまった「匠味」。 なんとしてもありつこうと気合いの入る私。 今日も選ばれし戦場は、総武線某駅前モスバーガー。 数秒外にいるだけで、直射日光が照りつけて視界が揺らめく中、 「これも匠味にたどり着くため!」 と、自らを奮い立たせて駅からの道を店に向かう。 時計は某駅前店匠味販売時間の10分前。 歩いているうちにだんだん店の中が見えてきた。 今日は… 並んでいない! 今日こそ食べられるかも!!(^∇^)
省エネ対策でさほど涼しくない店内に入ると カウンターの前には誰も並んでいなかった。 「匠味が食べたいんですけど…」 同行のKが尋ねると、即座に店員さん、 「でしたら、そちらでお待ち下さい」
『そちら』には、志を同じにし、かつライバルである 匠味を目指す女性二人組がいた。 よし!このふたりがひとり5個買わない限り大丈夫だ! 私は心の中でガッツポーズをして、「その時」を待った。
そして2時。 「匠味ご希望のお客様、こちらに一列にお並びくださいー!」 という店員さんの声と共にレジカウンター前に並ぶ。 まずは前の女性二人組がオーダー。 「おひとつずつですね」という店員さんの声。 よし!5個ずつじゃないよ!食べられるよーー!! そして待つこと少々、ついに、私達の番がやってきたのでR!
「ご注文をどうぞ!」 「匠味のチーズ入りをください」 「チーズですね。 かしこまりました!」
かしこまってくださいましたよ!! バンザーイ!!バンザーイ!! へ(^^へ)(ノ^^)ノ 無事支払いを済ませ、座席へ移動。 もともとオーダーしてから作るのがモスの特徴ですが この匠味は10分ほどかかるとのこと。
待つこと暫し。 「お待たせしましたー!」の声と共に匠味が到着です!

ついに… (TーT) ↓の陶器のお皿に乗って、そして 「本日の製造責任者 ○○○○(名前)」 と書かれた名刺大の紙と共に、匠味見参であります!

かなりのあつあつで届いたので、 猫舌の私には冷ます時間が要るということもあり 食べる前にとりあえず写真だ! と中をチラリ。

写真で伝わるかは謎ですが、かなりのボリューム。 パンの手触りも心なしか違う感じです。
すると、横ですでに食べ始めたKが
「う、うめえー!」
な、なに?! うまいのね?? それは早いとこ食べなくては!! と、かぶりつく前に、こぼれて落ちたたまねぎのかけらをパクリ。
(・_・)
う…… うまいじゃないか!!(山中さわお風) 口の中に広がるたまねぎの甘さ。 なんてこったい、こんなたまねぎのかけらさえ美味だなんて! すでに隣にいるKは 「うまいよ、うまいよ」と言いながらむしゃむしゃ食べている。 では! わたくしもいっただきまーす!!
(・_・)
う…… ううううううまいじゃないか!!(山中さわお風) お肉がめちゃめちゃジューシー! たまねぎもトマトもチーズもみーーんなうまい!! 今回セットで注文をして、小さなサラダを頼んだのだが そこにもトマトが入っている。 「匠味とサラダのトマトって同じなのかな?」 と言いながら食べ比べると…全然違う(笑) 匠味のトマトもフルーティーさが際立っております。 食べる前は640円は高いとは思ったけれど、 実際食べたらば640円でこのクオリティとは、恐れ入りました! まるでフジロックのチケットのようだね!(わかりづらー) しかも、やはりかなりのボリューム。 これだけでもかなりお腹いっぱいになる。 東京で640円のランチを食べようとしたら、 あるけれどさほど美味しいものはないと思われますが それならば満足度で断然匠味に軍配だ!
あとはKと共に 「うめぇ」「マジうまいね」とたまに口にするだけで 黙々と食べてしまいました。 だって「うまい」しか出てこないんだもーん♪ ヤバいです匠味。すっかりトリコです。 こりゃ事前モニター調査で8割以上が「また食べたい」と回答したのも納得です。 超限定で吟味された食材を使った ある種ファーストフードのポリシーに反したメニュー。 よくぞ英断してくださったものです。 こんな時代やさかい、ほんものをつくりたい、 という企画部の信念が見えてくるようです。 大満足で店を後にしたのでした。
〜 完 〜
■というわけであっさり第2回で最終回を迎えました。 ご愛読ありがとうございました! 皆さんもぜひ匠味を見かけたら食べてみてね!チャオ!!
□BGM:hot pants/54-71
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