■月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。やがて、今となる未来の歌。
■直リンクはしないでね〜
■ひとりごと「echo」はこちら。
■食べ物ログは「echo+」として。こちらにわけました。よろしくです。
■ライブ日記「パーフェクト・ソング」はこちら。
■「一般人にもわかるモーニング娘。（＆ハロプロ）」まとめサイトはこちら。
■はてなはじめました。ヲタ話増量中。むしろそれのみ。IDはRubyで。
| 2003年09月07日(日) 匠味への道 第一回 |
|
★匠味への道 第一回★ 匠味… それはモスバーガーが店舗･数量限定で発売しているハンバーガー。 こだわりの素材、調理法で提供し、 製作するスタッフも選ばれたものしか調理できないという まさに特撰な逸品。 これは、その幻の味にたどり着くまでの 汗と涙（とヨダレ）の記録である。 （BGM：麻倉未稀「HERO」） ■9月7日 日曜日 曇り 気温：涼し目 それは突然に思い立ったことであった。 発売前から気になっていたハンバーガー「匠味」。 だいたいファーストフードのハンバーガーなのに580円 （チーズ入りだと640円） ってところに気合いを感じるではないか。 ていうか注文から提供までに10分以上かかる、と予め告知もしている。 もうこの次点で従来のファーストフードの域を越えている。 業界最大手・マクドナルドが打ち出した 「お昼の時間帯に注文を受けてから60秒以内に提供します」 というサーヴィスのまるで逆のベクトルを行っているではないか。 これは革命だ。レヴォリューション。超超超いい感じ。 私の心が震えないわけがない。 「スラムダンク」の山王高・沢北が流川との1on1に挑んだときも きっとこんな心踊る気分だったのだろうか。 しかし数量限定・1日10食のみ。 これは夕方に行ったのではおそらくありつくことが出来ない。 しかも店舗限定、 家の近所にも職場の近所にも該当店舗が見当たらない。 休みの日でなくてはダメなのだろう… 私は機会を狙っていた。 今日はKと待ち合わせをしていた。 電話で待ち合わせ時間、場所を決め、 出かける準備をしていた私の脳裏に突然閃いた 「そうだ！モスへ行こう」 待ち合わせはお昼。 それからモスに行ったらまだあるかもしれない！ ♪昨日今日明日〜♪と谷村新司の情感溢れる歌声を脳内BGMに 今や私は京都大阪神戸に行くのと同じくらいに モスへ行くのが楽しみに思えてきたのだった。 総武線某駅前にあるモスバーガーに到着したのは12時半過ぎだった。 店の外からレジ付近を眺めながら近づくと、 確かにレジ横に「匠味」のポップが！ ついに、ついにお目にかかれるのね！ しかしその次の瞬間目に飛び込んできたのは 「販売時間：14〜17時」 な… なんと昼の繁忙タイムを過ぎてからだったとは…不覚。 しかし、ここまで来て食べずには帰れまい。 どうせうだうだと語ってたら時間などあっという間だ。 私は1時間半をそこで過ごすことに決め、 オーダーをコーラとモスチキンだけにして2階の客席に陣取った。 やはり時間はあっという間だった。 13時50分、Kに「そろそろ行ってみたら？」と言われた。 「でもまだ少しあるし」 「わかんないよ、下に行列できてるかもよ」 「そりゃないでしょー（笑）」 「ほら、あの人（2階から下に見える人）も匠味目指してるかもよ！」 そんなやりとりをしていたら、気付くと14時を2分過ぎていた。 「あ、14時過ぎたー！行ってくるー！」 お財布を手に階段を降りた私。 そこで私が見たものは 行 列 （・＿・） ……マジですか？ とりあえず列の最後尾につく。 パッと見て数人。 買える、かも？ 買えないかも？ 胸の高鳴りを感じつつ、列に並び続ける私。 一列に並んだそのカウンターの横から、別の店員さんが声をかける。 「匠味以外のお客様、こちらへどうぞー！」 列は微動だにせず。 えっ、てことはこの人全員匠味狙いなの？？？ 額に見えない汗が流れる自分。 なんてこった。嗚呼しくじったしくじった。 こんなに強敵手が多いアイテムだったとは！！ そしてカウンターの中から呼びかける声がした。 「申し訳ありません、匠味は本日あと2枚です！」 その時、カウンター前の様子はこうだった。 ● 店員さん ------------------- ○ ←買えた人 ○○ ←1、2 ○○ ←アウト、アウト ○ ←俺 �堯福陰◆�; ダメじゃん！！！（涙） ＿｜￣｜○ がっくりうなだれた私の耳に飛び込んできたのは 前に並んでいたふたりの会話だった。 男「今週もダメだったね」 女「ねぇ」 今週「も」？ 戦いは長くなりそうだ… 帰宅後、今週から扱い店舗が増えたのを知る。 よし、こうなったら絶対、絶対食べてやる！！！ 闘志を燃やす俺、もうすぐ31歳秋の夜であった。 ＜つづく＞ |
