詩のような 世界

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2007年05月24日(木) 癒されゆくナミダ

この両手いっぱいの

壊れてしまった欠片が

夕方の涼しい風に乗って

上へ上へ

召されるときがくるのでしょうか


君の笑顔がいつしか陰るようになったのは

僕のせいかな?

思わず口にしたら

僕が笑わなくなったから

と君はこっちを見ずに答えた


灰色と黄金に輝く雲が

ぶつかり合いながらも混ざっていった

空はなくなり

複雑で奇妙な天からは

ミントグリーン色の雨が降り注いだ

君のやわらかな髪の毛を濡らし

僕の熱くなった頬から滴り落ち


この両手いっぱいの

壊れてしまった欠片

傷つけられても

こぼさないように

忘れないように抱えてきたけれど


夕方の涼しい風に乗って

上へ上へ

広がり始めた夜の中で

ぽつぽつと現れる星に

星になったらいいな


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