詩のような 世界

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2007年02月22日(木) Flower Garden

花柄の靴がほしかったけれど

ポケットのお金が足りなかったから

黒い靴しか買えなかった

何度か履いていると

ちょっとお気に入りになった


お花畑まで歩いていった

黒い靴はその中で

すごく目立った

闇の帝王のように


私は赤白黄色畑の上を走り回った

踏み潰された花たちは

朽ちるときも「クシャ」と

かわいらしかった


黒い靴は土にまみれ、泣きながら

裏に花びらの残骸を

べっとり貼りつけていった


花柄になるまで帰らない

見下ろし微笑む私

叫びながら懇願する靴


汚れきっているのはどっち?



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