鳥が空を飛ぶように 私は恋に落ちた
夢を見るように 日々は流れた
月に手を伸ばすように 祈りを捧げた
なにもかも自然なこと なにもかも非現実なこと
緑の草むらから虫を探すように 君が喜ぶことを探した
紅い夕日が沈む頃に 君への詩をうたった
白い息がこぼれるような夜に 君のそばに居た
すべて捨てて すべてを愛した
私に何をあたえよう? あなたが奪った私の心に。
あなたに何を手向けよう? 彼女の横で微笑む君に。
君の「私」は「友達」で 私の「君」は「友達」ではない。
この愛を粉々にして夜空に散りばめよう。 そうすれば永遠に輝けるから。 あなたを死ぬまで見つめながら。
これは君を思う別れの詩。
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