I create you to control me
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| 2005年11月12日(土) |
第6回日精診 チーム医療・地域リハビリテーション研修会 |
にいってきました。楢林先生の家族療法の講義も面白かったが、藤本先生の認知症のチーム医療の話も面白かった。会場からは、なんであんなに柔軟にできるんかなーとため息。スタッフの創意工夫がこらされていてすばらしい。
しかし、学校場面に関わることがほとんどの僕としては、十一先生の発達障害のネットワークに関する発表が一番興味深かった。
発達障害が現象的にどうなのかということは、自分でもそれなりに知っているつもりだ。しかし、実践現場では、例えば、車椅子の人にとっての段差がそうであるように、障害とは環境との相互作用の結果だと思っている。学生にもそれは強調している。
ただし、自戒をこめていうと、こういう見方は「発達障害」であるということだけで思考停止してしまい、実践的に考えられない人には有効なのだが、さらに実践的にみようと思うと、ちょっと見方が粗くなってしまいがちな説明だと思う。
つまり、同じく段差があって車椅子では通れないとなったとして、はたして何cmの段差ならなんとか独力で乗り越えられ、何cmなら介助者がいればなんとかなり、何cmならその建物の施工者にかけあわなければなんともならないのかといった細かい見立てが本当は必要なのに、「段差がある」ということで思考停止してしまいがちになるということだ。
十一先生の今日のご発表では、脳科学の最新知見と結びつけて、発達障害が実際に脳の機能にどのように基礎をもつものであることが説得力をもって示されていた。きっと、ここ数年で着実に知見がつみあげられてるんだろうな。何年か前に、これまた当時、自閉症研究の若手No1であったハッペさんがきて講演した時も、あそこまでクリアーなことは言わず「brain全体がかかわってるのよ」的な説明だったと思うから。
もう何年もすれば、もっと確実なことがわかっていくのだろう。そのときには「軽度発達障害」なんて名称はmeaninglessになっていて欲しいものだ。
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