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2005年10月14日(金) 『関係のなかの非行少年ー更生保護施設のエスノグラフィーから』

新曜社のホームページをみたら、以下のように宣伝がでてました。僕が仕事をもたもたしてるせいで編集者の方にはご迷惑おかけしましたが、やっとこさで刊行されるようです。

この本は僕の博士論文を、いろいろ書き換えてできた本です。

本書を読むと、

非行少年に共感し、援助することと、彼(女)らを閉じ込めて管理することは、一見すると自由を抑圧するか/尊重するかという点で矛盾するようだけど、実はそうではない。

正義を教えるなんていう、ちょっと考えたら、とても正しくて揺らぎそうもない実践であっても、その実践に本気で携わっている人はそのなかで揺らぐし、失敗もする。でも、それが実は大事なことである。

みんなが非行問題に関心をもち、解決しようとすることは大事だが、そのことがかえって非行少年をおいつめることになることもある。

・・・・といったようなことがわかるはずです。僕としては「非行問題ってのはひょっとすると、この社会から解決してなくするものというよりも、この社会のなかでうまいこと抱えていくものではないか?」・・・というような気になってもらうといいなーなんて思っています。

ええ、まあ、僕がヘタなことをいうよりも、以下を読んでおもしろそうっと思ったあなた、いますぐ書店にダッシュ(といっても、まだ並んではないんだけどね)。




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『関係のなかの非行少年』
ーー更生保護施設のエスノグラフィーから
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松嶋秀明 著
A5判並製274頁・定価2940円(税込)
分野=非行心理学・カウンセリング・福祉

◆心理学の新しい潮流「フィールド心理学」の挑戦◆
少年の犯罪が増えているのではないか、それはなぜか、という関心が高まって
います。もちろん、その原因を探り、再発を防止することは大切ですが、この
本は、非行少年の「問題」は、彼ら、彼女ら自身の性格や生い立ち、家族にあ
ると、私たち一般人だけでなく専門家までもが考えるという、非行少年を見る
私たちの「視点」に焦点をあわせて、更正保護施設でのフィールドワークをし
た記録です。そこでの少年たちや指導員たちのやりとりから見えてきた,少年
たちを排除するのではない,彼らをも共に抱えていける社会への可能性とは?
犯罪・非行矯正にたずさわる人や研究者ばかりでなく、カウンセラーや福祉関
係の方々にもたいへん興味深い本です。著者は滋賀県立大学講師、臨床心理士。


(本文中の「更正」は「更生」の誤りです)


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