I create you to control me
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先日、投影法についてえらそう(?)に語っておいてなんだが、別に僕はロールシャッハテストそのものを妄信しているわけではない。大学院時代「なんでも自由に発言してください」という教官の促しをまにうけて「あのー、インクのシミでどうして性格がわかっちゃったりするんですか」と発言し、教室を一気に凍りつかせたのは私である。
思えば、そのとき読んでいたのはシャハテルの『ロールシャッハ法の体験的基礎』というものであった。シャハテルという人は、ロールシャッハテストというものが、投影法というよりもむしろ、知覚の検査であり、テストというより方法であるという立場をとっている人である(と、今はわかってるんだけど)。
このような理解は、先日の研究会で読んだワイナーの本もふくめて、ロールシャッハテストについての常識的な見解といえる。もちろん、テストへの反応内容を「無意識」「深層心理」と結びつけて解釈する人たちもいるし、まったくそういった意味解釈がロールシャッハテストから排除されているわけではないが、そうした内容に偏った解釈は全体的にみれば、あまり信用されていないはずである。
であるから、まともにシャハテルの本を読んでいれば、そんなアホなことをぬかさずにすんだものを・・・と、いまさらながらに冷や汗もので思うわけである。
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hideaki
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