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朝から手紙を印刷したり、授業準備したり、研究計画を考えたり。
質的研究を学ぶためには、まず、きちんと要因計画法や質問紙法の考え方を知っておかねばならないと思う。この学部では卒論生のほとんどは質問紙調査などしないので、「捨てるために習う」というのは無駄なようにも思えるが、必要な作業にちがいない。
というのも、僕らは質的研究といった時に、その研究の背景にどんな研究の歴史と積み重ねがあるのか、なんとなくわかりつつやっている。それがわかっているから、まあまあマシな研究ができるのだと思っている。それを知らずに質的な方法をやろうと思っても、それはほんとにお手軽な研究としか言えない代物だろう。たとえ面白い論に仕上がったとしても、である。
ダウンタウンにあこがれて「シュールな笑いをすんねん」といってブレイクし、ある時、ところでシュールって何?ときかれて「え、なんかめちゃくちゃやることやろ」と答える若手芸人のようではいけないのである。ダウンタウンはちゃんとしゃべくりもできる。
もちろん下手に質問紙やるくらいなら、丁寧に一事例をみて、そこでおこっていることを説明することがどれだけ難しいか理解するほうがよっぽど彼らの今後に役立つだろう。それに、いいかげんなことやっていたらゼミ生ならばダメ出しもできる。
でも、僕にダメをだされるからではなく、自分なりに「このデータでここまでいっちゃダメでしょ」というような罪悪感とでもいうようなものを得て卒業してもらいたいわけである。今やっている心理学の最先端など、10年もたてば最先端ではなくなるし、下手すれば過去の遺物になっていることもあるわけで、その時に通用するのは「考え方」だけだろうから。
というわけで、学生のみなさんは「質問紙法しんどい」とか言わないで頑張るように。
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hideaki
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