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2005年03月08日(火) 心のノートとか

会議×2。『心のノート』に関しては、これまでにも各所でその問題性が指摘されているが、本校でもこの問題に関する講演会を催すことになった・・・というわけでその打ちあわせ。

去年の僕の授業では「心の商品化」に関連して、少しだけとりあげる予定をしていたのだが時間がなくてとばしてしまった。臨床心理士なんかを目指す人にも是非とも知っていてもらいたい話題ではあるのだが。

ただ、こういう話題になると最初に結論ありきで、学問的話題として冷静に話しあう雰囲気でなくなってしまうのが難しい(というか、もはや学問うんぬんというレベルの問題でもないかもしれないね)。

昨日とどいた『家族療法研究』には、都立の中釜先生が『セラピストの物語という人生』の書評をかかれていた。この本もまた、心理療法文化の普及がもたらす弊害についてとりあげた本である。クライエントを病理化する言説は、容易にセラピストを縛るものにもなってしまう。

で、書評にもどると、予想どおりというかなんというか、事例は面白いのだが、それ以外のところがとっても読みにくいとのこと。たしかに、ホワイトは事例について語る時と、理論について語る時とではまったく語り口がかわってしまう。2人いるのではないかと思うくらいだ。

まあ、2人いるように見えてしまうのは、僕の訳があまり出来のよくないものだから、というのもあるので耳が痛い。


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