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2004年11月01日(月) 「うらやましいでしょう」と言うこと

学生相談に実習。

今日は、米原高校のみなさんが大学見学ということで、いらっしゃっていた。わが実習にも見学においでになった。しかし、180分かかる実習の5分程度をみても、「あれ、何やったん?」というものである。湖風祭でも見に来た方が本校の実態はわかるんじゃないだろうか?。

まあよい(あ、そういえば実習では、杉浦さんの「説得納得ゲーム」(もどき)やりました)。

さて、昨日の北山先生の話にはつづきがあって、
「最近は、大人のことをうらやましいと思えるような社会でなくなってきたのでは?」という質問に対して、北山先生はそうかもしれないといいながら、臨床現場において「先生っていいなあ。先生みたいになりたい」と言われるときの重要性について語っておられた。

患者でも、クライエントでも、治療が進展してくると、それまで自分の世界にひきこもっていたのが変わってきて「先生みたいになりたい」といい、臨床心理士なり精神科医をめざすようになるのだという。なるほど。たしかに、そういうフェイズがあるような気もする。

んで、そういわれたときに、例えばクライエントにそういわれたセラピストは、「この人が学会で横にすわってたらどうしょう」とリアルに想像してしまい、その言葉に対応しかねてしまうことが多いらしい。うん、たしかにそうだ。それはかなり怖い話だよね。

でも、北山先生によれば「そういう時こそが大事なのだ。外に目が向いてきたその時に、治療者なり指導者がその芽をどうあつかってあげるかが問題なのだ」とおっしゃる。「そういわれて、とたんに私の仕事なんてつまらないものだから。とか、つらいばかりでそんな生易しいものではない」などといってしまいがちになる。たしかにそれは正論である。

なのであるが、心配しなくても、例えば、ちょっと真剣に心理士をめざそうと思ったら、すぐにそんなに生易しい世界でも、華やかな世界でもないということに気づいて去っていくものである(笑)。だからまずは、「そうでしょう。うらやましいでしょう」とうまくうらやましがらせてあげることが大事だという。

なるほど。うーん、まずは、僕が学生が「なりたい」と思うような教官にならねばならぬね。そして、僕の方はというと、ああなりたいと思うだけで、実際のところ能力がついていかない人がたくさんいすぎて困るわけである。


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