ユングがトリックスターと表現しているが、ある集団で、ういている人や、顰蹙をかっている人、あつかましいといわれる人は、実はその集団を創造的に変革していく契機をひめている人でもある、と思う。だから「問題をおこす人」がでてくることは、その集団にとって悪いことではなくて、かえって受け入れていくことがチャンスになるということだ。その人をきりすてるのではなく、その問題とうまくつきあうことができればいいのだ。かえって集団の力がとわれるということだ。