映像で雨を表現する時って実際より大粒の雨を降らす。 本当の雨粒では画面に映らないから。 で特殊効果のスタッフのゴッドハンドであれが出来上がるのだけど…。
その昔、自主制作の映画を作りたいと思っていた頃
僕は普通の雨粒で雨を降らせたかった。 日本映画の常識をくつがえしたかった。
僕の雨の表現は光源の明るさ。 晴れの明るさがあって、曇りの明るさがあって そして雨の明るさがある。
雨も雨が落ちるスジとか粒じゃなくて 雨粒が落ちてる場所、例えば乾いたアスファルトが 濡れていく様子とか 夜の雨だったら窓ガラスから外がにじんで見えるとかね。
そういうのを表現したかった。
音も雨の降ってる音だけじゃなくて 車が水をはねて走る音とか ワイパーの音とか
心の静けさを表現する無音もよかったかな。
当時映画で雨が降るたびに???って思ってました。 台風で雨が降っても風の音がウソくさいとかね(笑)
台風の時の風って空気が摩擦するような独特な音がしますよね。 そういう音って映画で聞いたことがないし。
でも今は純粋に映画が好きな人として 楽しむようにしてます。
みんな身を削る思いで作ってるのが見えるからね。
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