徒然ハトニッキ
(映画編)

はとの不定期映画鑑賞日記。

2007年01月08日(月) ダウン・バイ・ロー

監督 ジム・ジャームッシュ
出演 ジョン・ルーリー、トム・ウェイツ、ロベルト・ベニーニ

TVを新しくしたのでこのところDVDを何枚か借りてきて何本か観たのだけれども、これを観て初めてプラズマ大画面の良さを実感出来た!
それほどこの作品のモノクローム画面は美しさに満ち満ちている。
画質調整にもよると思うけれどもこの作品のモノクロは単なる白黒ではなくて若干ブラウンがかっているように見えた。その辺どうなんだろう?
同じロビー・ミュラー撮影の「デッドマン」や「コーヒー&シガレッツ」を再度観て検証してみたいところ。
兎に角美しい。
冒頭のニューオリンズの街並みにまず見入る。黒人娼婦の黒い肌やシーツの質感。そして森の中の木々や葉はまるで墨絵のよう。

監獄の中での場面は3人の関係の築き方が面白い。
ジョン・ルーリーもトム・ウェイツも本職の俳優ではないせいか2人の場面ではほとんどセリフのやり取りはないが雰囲気で魅せる。そこへ投入されるベニーニのキャラクターで物語の展開が活き活きとしてくるのが気持ち良い。
実際の妻でもあるニコレッタとロベルタのダンスシーンがとても素敵。(後ろで傍観しているジャックとザックも含めて)

男の人はやはりジャック、ザックのようなキャラクターに憧れるんでしょうねぇ。


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