お帰り、デュトワ - 2004年01月17日(土) 昨日、N響定期に行った。 指揮はシャルル・デュトワ。 そう、あのデュトワです。 去年6月に音楽監督を退任して、 まだ半年だけど、彼がN響の指揮台に帰ってきた。 私もその時のことを「ありがとう、デュトワ」と書いた。 半年なのに随分なつかしい感じがして 感慨深かった。 やっぱデュトワが振るとどうしてまあ、 ああ音が鮮やかになるんだろうかね? やわらかくちょっとパステル調の透明な音から ダイナミックで激烈な音まで 音の色という色が、 めくらめく色の洪水の如く移り変わっていく。 どんなに激烈な音響でも決して濁らない。 この人にオーケストラがどれだけ鍛えられたか。 音を緻密に創る、という作業を徹底することを覚えたか。 この演奏を聴いていると否がおうにもそう思わずにはいられない。 やった曲が、また近代オーケストレーションの極をいく R。シュトラウスの「英雄の生涯」だから その印象はことさらだった。 次はいつ来てくれるかな?デュトワ。 ...
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