2014年05月17日(土) 二度と戦争はごめんです
今日会った友達が「集団的自衛権は良く分からない。それに中国が攻めてきたら、それに対抗しなきゃ」と言ってて、それは違うよ〜〜〜!と熱弁ふるってしまったが、大切なことを言い忘れた。たぶん、ここがいちばん大事なんだけど。。。
中国はそうそう簡単に攻めて来ない!! 攻めてくるような事態にならないように、その前に、国と国は外交交渉というのをちゃんとやらなきゃならない!! その外交交渉をしっかりやらないで戦争しちゃおう!! というのは短絡的で子どもの感覚であり、そんなことしてたら、世界中と戦争しなきゃならなくて、ダメダメよ。
ということだ。中国が攻めてきたら。。。って今、呪文のように思わされてるだろうが、そんなことにならないように、日本も中国もちゃんと外交交渉をするのだ。
しかし、今、アメリカと中国はものすごい仲良しだ。逆言うと、アメリカも懸念するほど暴走してる安倍政権に、中国とアメリカが手組んで、日本に制裁することあるかもよ?ぐらいに思う。その方が今はありえるかもしれない。ま。ないけどね。もちろん。
なのに。どうしても中国が攻めてくる。。。。って思わされてる。だから、ないから。。。
だいたい、攻めてきたら。。というのと、集団的自衛権て違う。集団的自衛権とは、外国に攻めていくものだ。同盟国が危ないことになってますんで、日本がちょいっと出て行って、余計なことします、というのだ。
シリアとかそういう遠いところに日本の若者が行かされて、戦争させられて、殺され、殺すんだ。日本人は真剣に考えなきゃいけない。自分がのんびりお茶してる間に、遠く離れた場所で、自分の家族が、見ず知らずの人、それも子どもとか、赤ちゃんとか、妊婦さんとかを撃ち殺して、その人は「痛いよ痛いよ」と泣き叫びながら死んでいくことを。その家族が横で号泣するんだ。
あら、そんなの平気だわ、私はお茶をのんびり飲みますわよ、というのなら、集団的自衛権に賛成すればいい。でも、自分の家族や友達の家族が、人殺しになる、または殺される、ということが耐えられない人は反対しておいたがいい。
そして。何より。
憲法で戦争しない!と言ってるのに。勝手な解釈で変えてしまうなら、三権分立は成り立たない。もう、日本は独裁国家だ。ヒットラー。ファシスト。
そのことにも気づいてほしい。
日本は憲法9条で「戦争はしない」と宣言した。
すばらしいすばらしい宝物だ。ジョン・レノンのイマジンの世界をそのまま体現したすばらしい宝物だ。
そんなものをどうして捨てようというのだ? アホらしいだろう?
私たちはすばらしい国にいたんだ。なのにそれをぶち壊して、人殺しバンザイと叫ぶのか?
あまりにも愚かしい。
私は今、ウツウツで、貧乏で、どうしようもない人生ド真ん中だが、これだけは絶対に反対しておきたい。
戦争は絶対にダメだ。
とにかく想像してみてほしい。どんな大義名分があろうが、戦争は人殺しだ。
人が死ぬ。しかも血だらけで。痛くて。苦しくて。
クビがもげ。手が吹き飛び。目が飛び出て。
その痛みを少しでも想像したら、戦争なんてできないはず。
ぜったいにダメなんだ。
あたらしい憲法のはなし、に於いての、戦争の放棄についての記述を記しておきます。↓
みなさんの中には、こんどの戰爭に、おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。ごぶじにおかえりになったでしょうか。それともとう/\おかえりにならなかったでしょうか。また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。いまやっと戰爭はおわりました。二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。こんな戰爭をして、日本の國はどんな利益があったでしょうか。何もありません。たゞ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。戰爭は人間をほろぼすことです。世の中のよいものをこわすことです。だから、こんどの戰爭をしかけた國には、大きな責任があるといわなければなりません。このまえの世界戰爭のあとでも、もう戰爭は二度とやるまいと、多くの國々ではいろ/\考えましたが、またこんな大戰爭をおこしてしまったのは、まことに残念なことではありませんか。
そこでこんどの憲法では、日本の國が、けっして二度と戰爭をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戰爭をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戰力の放棄といいます。「放棄」とは「すててしまう」ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。
もう一つは、よその國と爭いごとがおこったとき、けっして戰爭によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの國をほろぼすようなはめになるからです。また、戰爭とまでゆかずとも、國の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめたのです。これを戰爭の放棄というのです。そうしてよその國となかよくして、世界中の國が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の國は、さかえてゆけるのです。
みなさん、あのおそろしい戰爭が、二度とおこらないように、また戰爭を二度とおこさないようにいたしましょう。