DJ SEO's DIARY

2009年08月01日(土) >>special edition (1)

7/31(FRI)のSPECIAL EDITIONに遊びに来てくれた方、
どうも有難うございました!

ゲストも多かったおかげで、集客も周年である2月や、
黄金週スペシャルやった5月に並ぶくらいに多くて
嬉しいかぎり。

とはいっても、目先の集客にとらわれ過ぎると、
肝心であるイベント自体の魅力が薄まったりして、
後々に足を引っ張られる・・・という悪い例は、
今までいっぱい見てきているので、
そんな誘惑には負けず(笑)、
またしばらくはレジデントのみでやっていきます。

ゲストDJの方たちの中には、
アウェーで苦戦した人もいましたが、
それは単にお客さんの好みに合わなかっただけですし、
皆よいプレイしてました。


ただ、その好みを見切るのもDJ。難しいですねー。


そして、引っ張れる(伸びる)曲、
引っ張れない(伸びない)曲の見切りもすごく重要。
僕自身は、京都ブリパビ時代の恐怖が未だに消えなくて(笑)
意外と早く切りがち・・・(次の曲に繋ぐ)

結果的に、もうちょっと引っ張ったほうが良かった曲もあったり。
でも、引っ張って(盛り上がりが)伸びなかったら、
マイナスになるだけだから、
そんな曲を4分も放置しているワケにもいかんのです。

まぁ、意地のセレクトで引っ張る場合も、僕みたいなDJにはあるし、
バンバン繋ぐDJが無条件に上手いワケじゃないんだけども。


そんな感じで今回の僕のプレイもピークタイムを作りつつも、
ちゃんと外すセレクトも混ぜたり、大好きなマリオ(GB版)もかけたり、
いつも通りの感じでやりました。

最後のB2Bが結構グダグダ気味なのは、しゃーなかったかな。
(↑の話にリンクするけど)他人の曲だと切るに切りにくいからね。

KOUNOに「僕が元気ロケッツかけるからFORMATかけてくださいよー」
といわれるも、
そういう盛り上げ方はゴメンだったので、
大好きなGREEN DAYから、ちょっと角度を変えて、
アクモンのバンドT着てるお客さんにプレゼントの意を込めて、
ARCTIC MONKEYS(ライブ)で〆。

ずっとアクモンかけなきゃアカンなーって思ってて、
最後の最後にかけれて良かった。
喜んでもらえたみたいで嬉しいです。



「みんな、もっとクラブにバンドT着てきてね、と」



んまー自分が着てないのに、どーゆーこっちゃ?だけど、
昔の僕は毎日バンドT着てたし、
その彼の年頃(大学生くらい?)なんて、
Tシャツで自分の趣味・趣向をアピールすることで、
全方位・無差別に友達を探してたからね。

ミクシーなどなかった、あの時代。
それが自分の中では唯一の方法だったから。


僕はいまではグルーバーをやることで、
こうやって音楽好きな友達に囲まれてるけど、
そうじゃない若い人もいっぱいいるってコト。

ミクシーも下降気味で現実社会化してきたおかげで、
以前ほどナチュラルに付き合える友達が
見つかりにくくなっているとも聞くし、
更に若い世代にはロック好きが減っているせいか、
単純に若い世代同士が出会うことが困難になっているかも。

要するにミクシーコミュにつっこんでも、
おっさんファンだらけでつまらんわ、と(笑)
僕も年上って凄く苦手だったから、よくわかる。

だから、結局はまた足を使って、仲間を探す必要性もあるってこと。
僕はそーゆー音楽好きが大好きなんで、ほっておけないんですよ。

今の常連だって、昔はみんなピンで来てたのが、
長い年月の間に自然と仲良くなっただけだから。


だから、僕はそーゆーお客さんをずっと待ってます。
正直、音楽話ってDJとするより、お客さんとする方が楽しい。

その辺にいるDJより、お客さんの方がよっぽど良いライブ観てるし、
楽しいフェスにも行ってる。(僕を含めた)DJより音楽詳しい人
だって多い。それは誇りに思って良い部分だと思う。



そんな僕は今年、遂にフジロックの魔法が解けてしまった。
あんなに無敵だと思っていた苗場がただの山になってしまった。
サマソニはもはやフェスではなく、学祭だ。

考え方は人それぞれだが、僕はこの年でようやくコーチェラに行き、
ものの見事にかぶれてしまい、海外フェスの更なる楽しさを
実感してしまったからだと思う。要するにもっと強力な
(金のかかる)上位魔法にかかってしまったのだ・・・(汗)



エンターテイメントには終わりはないのだ。
人はより楽しくて、より新鮮なものに惹かれる。
僕らはその頂を求めて、ただ登るしかないのだ。



この世に生まれた者全てが求める愉悦を手に入れるために・・・
そう、鷲頭様のように・・・



その頂には何もないとわかっていても。



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