DJ SEO's DIARY

2005年10月11日(火) >>祝!ギンジロー復活!!

あ〜美味かった。美味かった。
・・・本当に美味かった。


以前にダイアリーで書いた後、数週間でまた休店。
そして、再開。で、また8月に休店・・。

もう7年近くも通ってる僕としては、
そんなに驚くことでもないのだが、それでも今年の休みっぷりは
相当なモンだ。「大丈夫なん、オヤジ!?」ってくらいにだ。

こうも休まれるとオヤジの生活はどーなってるんか?とまで
考えてしまうが、ここのオヤジは昼間は他の職についているので、
ちょっとやそっと店をやらなくても、生きてはいけるらしい。

それは言い換えると、あの熱いオヤジにとってのこのギンジローは
”半分趣味”の領域にある、ということだ。


このオヤジが”したい”ラーメン屋、ギンジロー。
そのこだわりは近年より一層激しくなっている。

ここ最近は改装オープンした際にメニューを開くと、
必ずオヤジの熱い心意気が詰まった文章(原稿用紙約2枚分)を
読むことができる。そこには、今回の改装に至ったいきさつから
始まり、新メニューの紹介、原価高騰を受けての値段変更などから
今後の展開に至るまで、事細かく書かれている。


そんな熱い文章を読む中、僕が大きな衝撃を受けたのは
『ラーメンの大幅値下げ』であった!
ここ最近の価格の変化は原価の高騰にあると、長く訴え、
お客さんを説得してきた、オヤジ。
ま、まさかここに来て、この値下げはないだろ?普通。

僕がいつも頼んでる
”宮崎ラーメン(塩こってり)+半チャーハン(200g)”は
僕が7年前に通い初めた時からずっと900円で、
ついこの間950円に値上がりしたのが、なんと急転直下!



――――――――――650円!!!――――――――――――



になってしまったのだ!こいつはぶったマゲタ!!
一体オヤジに何が起こったのだろうか・・・?

確かにメニュー(というか、オヤジの文)を読むと、
「ラーメンの具材の内容を少し落として、その分単価を落としました」
とは書かれているが、何がどー違うんか全くわからない。
つーか、バリ美味い!

しかもチャーハン量多いよ、相変わらず。クソ美味いし。
普通ね、半チャンで200gも入れないって。
ケチなトコだったら、これが一人前だったりするべ?


正に革命的な値下げだ。
しかも今なら「長いこと店休んでてスンマセンでしたキャンペーン」中で
煮玉子(1/2個)と海苔までつけてくれるのだ・・・!
もう文句を言う隙なし!



今日はあいにくオヤジは居なかったが、去年末くらいから働き出した
20代後半(くらい?)の兄ちゃんが、とても愛想のいい接客をしてきた。

彼には以前、「チャーハンの焼きが甘い!」とか、
「ラーメンの味がいつもと違う!」とか、結構(愛ある)文句をつけて
きたのだが、今日彼が出したラーメンとチャーハンは、満点!

ギンジローの最大の欠点はオヤジと、それ以外の従業員とが作るラーメン
の味が大きく違うことにあったのだが、今日食べたソレは正にオヤジの味。


ここに到達するまでは、彼の血と汗のにじむ努力があったのを
瞬時に悟った僕は、「今日のは本当に美味いです」と
最大級の賛辞を彼に送った。

彼はすごく嬉しそうに「煮玉子の味、薄くなかったですか?」とか、
「肉、少し少なかったですか?」とか色々聞いてきたが、
僕は「いえいえ、最高でしたよ♪」とニンマリした。

僕が「ギンジローは見た時に入らないと、次はいつ食べれるかわからない
からねぇ〜」と言うと、今日は会えなかったオヤジも、
今回の店はだいぶ気に入ってるらしいんで、これからは当分休店も無さそう
だと言ってくれた。
(んまぁ、メニューのオヤジ文には改装費用がかなりかさんでいて、
その分を早く稼がなきゃいけないとまで書かれているのだが・・・笑)



とにかく、美味かった。
やはりギンジローは無敵だ。
一風堂も、神座も、四天王も、亀王も、金龍も、天一も・・・
美味いラーメン屋はいくらでもある。
だから、ここまで僕が絶賛してるのを聞いて食べに行った人の中には
正直期待ハズレだった人もひょっとしたらいるのかも知れない。
(んまーそいつは変コですが、ね)

でもいつも僕の家のそばにあって欲しいのは、ギンジローだ。
あの味が好きなのだ。以前も書いたが、僕の体が欲する味なのだ。



あのラーメンとチャーハンは、翼と岬のような黄金コンビ。
一度食べたら、気づけばゴール前さ!



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