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金曜日はDJシャドウやケブ・ダージらが出る ”WE LOVE MUSIC@マザーホール"へ行ってきました。 でも、”DEEP FUNK JAPAN"というだけに、今回のシャドウは オール7インチセットとのこと。 要するに彼の音楽ルーツ多くを占める”FUNK祭り”なんだそーだ。
つーかこのイベント、多分ほとんど宣伝してなかったんちゃう? 僕は8月末くらいに細い情報は入ってきてたんだけども、 多くの人が知らない状態で、9月くらいからようやく(?) 本腰を入れ始めた感じで、ニンジャ・チューンのイベントの時みたく、 街中にもロゴ・スタンプを撒かれだしたし、フライヤーも目にするように。
そんな感じだったんで、僕は 「やったー!フロアもいい感じでスイスイ踊れるぞ♪」 と思って、即チケット購入したわけだ。
当日は0時くらいに会場着。 しかし、そこで目にした光景は悲惨だった。
まさかの長蛇の列!!
マザーホールの階段からも溢れるほどの並びよう。
・・ちょ、ちょっと待ってくれよ。 オープンは21時なんだから、入場混雑はもう解消されてて当然の時間 なんちゃうの?テンション↓
仕方なく並ぶことに。 あ〜先月のスペカウの2の舞になってしまうのだろうか・・・? ちょうど列の前に並んでいた、ラブバズの方たちに挨拶して 待つ事20分くらい・・・やっと入れました。
何か入るときにフジとかサマソニで貰うようなリストバンドを つけさせられる。 「あの〜このイベントって再入場禁止じゃないんですか?」 と、空気にツッコム。
フロアは思ったよりもすいていて、僕が予想した最悪の展開からは 何とか免れた。ほっ。
久しぶりに来たマザーホール。 やっぱり大箱はテンション上がります。 映像も数は多いし、内容もかなり渋くて、レイザーもびゅんびゅん。 いいねー、こういうの。
初めに観たDJ JUSEは、いきなりレイジから始まってビックリ。 その後はブレイクビ−ツ〜ヒップハウス〜テクノな感じで ケミカルも使ってて、技術も◎。面白いDJでいいなー。
そして、いよいよメインタイムだ。 時間が来ましたと言わんばかりに、前のDJが徐々にフェードアウト。
そしてハゲた外人がブースに立った。 こいつはKEB DARGEだな。
「今までとは全然違うよ〜♪」という、片言MCから始まって いきなりドFUNK全開。正にKEB DARGEな音だ! フロアもFUNKYに一変する。
数曲かけう内に、キャップの男ともう一人がブースに入って来た。 キャップの男は間違いなくシャドウだ。 MCの声でも彼だとわかる。
そしてそっからは、シャドウとそのもう一人も加わって、 1曲交代でPLAY。お客さん的にはどんなモンを見せてもらえるのか 興味深々だったわけだが、”コスリ”どころか”つなぎ”すらないんだコレが。 ただただ頭だしして、かけて、交代する感じ。 シャドウとかバカテク持ってるクセに、1ミリも披露せーへん! まったく〜!・・とか思ってても、 そんなんお構いナシにフロアは爆盛り上がり!もちろん、僕もだ。 単純にトラックが渋い。皆、こういう音に飢えているのだな。
更に刺激的だったのが、あのお客さんの本当に楽しそうなこと。 体で音楽を楽しんでるよ。ハシャギ方が半端じゃないよ。 僕はフェイヴァリット・ソングがかかるとバカみたいに踊ってしまうん だけど、そんな連中が大挙しているとでも言ったらいいのかな?
それにしても、あんなほとんど知られていない(であろう) レア・トラックでも、(いくらレア盤コンピ物が多数出てるとはいえ) あんなに楽しめるんだから大したモンだ。マジで。
みんな「本当に音楽が好き」なんだろうなーって感じたな。
”ロック”は僕に取って、一生を捧げられるくらい本当に素晴らしい ものだけど、本質的に音楽が好きな人の多くは”ロック”を捨てた人 なんだろうか?・・・と思わずにいられなかったな・・・と、 少し凹む。はぁ。
でも、僕らの使命はこの灯火を消さないことだ。 今のこの腐ったシーンの中でも、良いものだけは拾っていかなきゃ。 最近のキショイくらいのリリース量に対する、リスナーの戸惑いは 顕著なんだから。そして、古い音、異ジャンルの音もしっかり拾っていく。 いつの時代も若者の聴き幅は、狭いのだから。広げたげなきゃ。 それが僕の思いであり、GROOVERの姿勢でありたいな。
・・・話を戻そう。
DJブースはとてもリラックスしたムードで、 シャドウも自分のLIVEとは人が違うみたいだ。 レコードを見たり、軽く談笑しながら、酒を飲み。 律儀に1曲ずつ交代していく。 オイ、ここはFUNK同好会か?
アイツら楽しみすぎやで、マジで(笑) まー僕もこんなに踊るの久しぶりにくらいなんだけど。
1時半からFUNKタイムが始まって、気づけばもう3時。 この辺りから一人20分くらいで回し始めて、 まだまだ終わりそうな気配全くなし! 僕は1%の望みで、シャドウが自分の曲かけるのをひたすら待って 踊り絶えていたが、4時前くらいにKEB DARGEが
「これからノーザン・ソウルちょっとかけますね〜♪」とMC。
確かにこの時間には気持ちのよい感じだったが、 もう体力の限界である。
少し休んだが、まだまだFUNKタイムは終わりそうもなかった。 もうこれ以上、FUNK同好会を見物する気力は無かったので、 4時過ぎに帰った。
テクなしのDJシャドウを観れたのは、なかなか貴重やったかも(?) な一晩でした・・・。ちーん。
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