DJ SEO's DIARY

2004年11月04日(木) >>負けたロックン・ロール

アメリカの大統領選挙はブッシュが再選した。


ロック好きの多くは今回の選挙戦において、多くのミュージシャンが
対抗するケリー氏をサポートしていたことは、ご存知と思う。

僕にはアメリカの政治議論なんて、逆立ちしてもできないんだが、
あんだけ多くの”ロック魂”を持ったアーティストに支持されるには、
それだけの理由があったんだと思う。安易な考えかもしれないが。


もちろん、やはり直接的に大きな要因は
”戦争の張本人はブッシュ”だからだろう。

実際、ケリー候補が当選したとしても、明日からも戦争は続くし、
それは避けられない、が、あのブッシュの好戦的な姿勢にはやはり
好感はおぼえない。



が、やはりアメリカとはそういう国だった。



こう長らく音楽まみれな生活を送ってていながら、
アメリカ(はおろか、どの国にも)に行ったことのない僕は、
(何となくはわかっちゃいるんだけども)やはりアメリカンなアメリカ人が
多いんだってことに、再認識させられた。


これはアメリカで最も大きな音楽−HIPHOP−という文化が、
”復讐”という名のもとの抗争文化であるからかもしれない。


これをカート・コバーン的に言うと、「要するにマッチョ」なのだ。
あいつらは強いアメリカ人でいることに固執しすぎだ、と。



やはりロックン・ロールは少数派であり、オルタネイティヴだ。


かつてのNIRVANAのような地盤は整いつつある。
約15年と、少しサイクルは早すぎるけれども。


けれども、僕の見解としては、今、新たなバンドが登場しても
シーンに風穴があくまでには至らない、と思う。
もうミュージック・シーンは肥大化しすぎてるから・・・。
おっと、ちょいとマイナス思考か!?



めでたく再始動したザックには期待したいが、
僕的にはソニック・ユース feat.ザック・デ・ラ・ロチャ(!)で

"RAGE AGAINST THE FASCISM"

なる、切れまくったヴァ−ジョンのリメイクなんか出ないかなーとか、
小学生みたいな期待までしてしまう・・・(笑)


とにかく、僕としては是非ともソニック・ユースにがんばって欲しい!

"TEENAGE RIOT"を再リリース(ライブ録音とかで)せよ!!!




 << BACK