| 2003年12月30日(火) |
>>オアシスがサイケ。 |
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オアシスがサイケになる・・・。
遂にこういう時が来てしまったのか・・・と 正直、複雑な心境だ。
来年年明けから開始されるニューアルバムのプロデューサーに デス・イン・ヴェガスを迎えると先日、発表された。
オアシスがサイケになる・・・。
サイケなオアシス・・・。
明らかにデスヴェガの「スコルピオ・ライジング」でリアムが得た 手ごたえから直結してるであろう、この展開。
確かにあの曲は良かった。
・・が「オアシスとして」となると、話は大きく変わる。 変わってしまう・・・いや、変わらざるを得ない・・・!
オアシスが遂に『変わる』・・・!
・・・あれほど『変わらなかった』バンドが、だ。
確かに、最近の2作のセールスは悪い。 僕に至っては「ヒーザン・ケミストリー」なんざは殆ど聴いてない。 確かにいい加減バンド的に何かテを打たない状況では、ある。
でも・・・デス・ヴェガだぞ・・・?
そうなると、イヤでもあのプライマルと接近せねばならないのに・・ それに気づいているのか・・・?あのプライマルとだぞ?
・・いや、僕だって嬉しいんだ。実際好きな音だし。
近年のサイケ・・・というかあのテの音は、かつてのシューゲイザー から今にいたるまで、ここ日本でも風化せず人気を保ちつづけているし、 現在のプライマルとデスヴェガの日本の人気は不動だ。
でもそこにオアシスが首を突っ込むをなると・・・やはり問題だ。 曙がK-1に参戦するようなモンじゃないか。デコピンじゃないか。
いや、だからと言ってオアシスがプライマルもどきのクーパーみたいな 音になるとまでは思っちゃいないんだけど。 それはさすがにノエルもわかってるはず。
実際はストリングスの代わりにサイケ処理が施されるぐらいの感じで、 プライマル路線では絶対無いだろうし、あくまでも「ラジオ受け」 は狙ってる「歌メイン」の音作りにはなるハズ・・。
だから音的にはそれほど心配は実際してないんだけど、 問題なのは、その姿勢なんだよな。
パンク・バンドじゃない癖にそのアティチュ−ドも人気の上で とても重要な比重を占めるオアシスにとって、 この選択は吉と出るか凶とでるか?
去年辺りから”ネオ・ネオ・サイケ・ブーム”な感じで SPILITUALIZED、MERCURY REV、FLAMING LIPS、DEATH IN VEGAS を筆頭に、その子供たちATLETE、MY MORNING JACKET・・などなど 急速に膨れ上がっているこのシーン。
これにあっさり便乗してしまうオアシス・・・。 どーせ便乗するなら、前作でするべきなオアシス・・・。
まぁ・・・あーだこーだ言っても、 まだレコーディングすらしてないんだからな。
ただ、僕らがオアシスに求めてるのはそんなモンじゃないんだ。 あの兄弟が揃い踏みした時のオーラと・・。
そして、必ず忘れて欲しくないのがメロディの重要性。 ここ2作の不調の原因はソコなんだよな、結局。
オアシスに小細工はいらないんだよ。
だが当時、彼らの器量以上のモノになった大名曲、 「シャンペン・スーパノヴァ」には、当時の彼らなりの 小細工がちりばめられていることも、ここに付け加えておくべきだろう。
結局、僕らはただ「待つ」のみか・・・はぁ・・ヤキモキするぜ。
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