今日は滅多に書かない映画ネタでも。
先月のツタヤ半額もあってか、最近何本か観てて、 僕にしては珍しく、『音楽』『漫画』『ゲーム』以外の話が 久々に出来そうです。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』観たね。 オヤジの仇を討とうとして、ディカプリオな少年が 敵ギャングの組織にもぐりこむ・・・という19世紀のお話。
ベタすぎて大した感想もないくらいですが、普通に面白かったです。
『ブロウ』も観ました。 麻薬売りまくって大金持ちになったんだけど、捕まって一生ムショ暮らし になった男の実話ムービー。ラストに『金は幻』で『大切なのは愛』と いう展開に胸打たれたね。
んで、今日見てきたのが 『死ぬまでにしたい10つのこと』
寿命残り3ヶ月と医師に申告された23歳の若妻が、 死ぬまでにどうしてもしておきたかった 『髪形変え』『ネイルアート』『不倫』『刑務所の父に会う』をはじめ、 今いる最愛の娘2人に『毎日愛してると言う』みたいな素朴なことまで をノートに書きとめて、それを実行するストーリー。
僕はもう見る前から「さぁ〜泣くぞっ!」って感じだったんだけど、 意外にも寸止めって感じでした。絶頂寸前で「はい、終わり!」って。 数年前に『ダンサー・イン・ザ・ダーク』 を見た時に腰がくだけるほど泣いたけど、今回は全くそんなことはなかったね。
でも、かといって面白くないかといえば、んな事もないんです。
この映画の視点はあくまで彼女(ヒロイン)。 ”死”というものを受け止め、できるかぎり前向きに接し、 全ての人の幸せを心から願った彼女。
自分が死ぬのにも関わらず、”自分がいなくなることに対する損失” をいかに和らげるかばかりを考えた彼女。
そんな彼女の心には、いつまでも美しい世界が広がっていたんでしょう。
で・も・ね・『映画』ならそーでも、現実じゃそりゃないぜ! 彼女は自分の身勝手で、登場全人物に計り知れない喪失感を与えてる でしょうから。でも、この映画はそういう汚い部分は全く見せなかった。
それが嬉しくもあり、逆に(見せるよりも)悲しくなったりもした・・・。
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