| 2003年10月20日(月) |
>>ミュージシャンとDJ |
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「DJさんて音楽良く知ってはるけど、バンドはやらへんの?」
僕がDJを初めてもう5年以上になるが、未だにお客さんから よく聞かれる質問のひとつだと思う。今日はこんな話題で。
DJというスタンスはやはり興味深い。 特にロックの場合はなおさら、である。
技術を特に要するHIPHOP、TECNOらに比べると、 ROCK DJってのは明らかに敷居が低いから、である。
うん、でも今日の話は 「でもROCK DJにはその他のジャンルの数倍の知識量がいるとか、 選曲構成、MIXも重要だ・・・・うんぬん」とかいうのじゃなくて。
ROCK DJってのは、ラジオとフロアの中間にいる。 間接的だけど、直接的・・・みたいな?
別の言い方をすると、 ホストであり、表現者でもあるんだよ。 前者が”聴かせる”とすれば、後者は”観せる”・・?
もちろん、どのジャンルであっても重要なのは当たり前なんだけど。 その辺がやはり他ジャンルとちと違う、微妙なスタンス。
次は違った切り口から。
以前にRAYMOND TEAMの松永くんと酒を交わしつつ語ったときには 「僕たちは”音楽を聴くか創るかどっちが好き?”って聞かれたら、 間違いなく”創る”方が好きなんですよ!でも、DJさんは逆なんでしょ? だから聴き方の感覚が微妙に違ってて、そこもオモシロイんですよね」 と言っていた。
そうなんだよな。そこなんだよ。
僕も高校から大学にかけてバンドやってたけど、なんか諦めちゃったしね。 意外なほどスンナリと。ウンチク垂れてる方が性に合ったんやろか(笑)?
あと、僕にはバンドとして必要不可欠な”絶対的な方向性”なんてモノは 持てないから。冗談じゃないよっ!!・・・って感じで(汗)。 多分ね、僕がやったら何にでも手出してサウンドばらばらで某TCTCみたいに・・・。
だって大学一年のときにやろうとしてたカバーが、オアシスと グリーン・デイとケミカルとニルヴァ−ナとインスパ・・・だったっけな? もうその時点で”何したいん?”って感じやったし、Voの僕的にはほとんど カラオケ気分やったから、それもだいぶまずかったなぁ・・・と(汗)
だからあのバンドマンにみなぎってるパワーってのは、音楽を創造する ことに対するクリエイティヴなパワーで、僕らはそこに共感できるかどうか って話なんだろな。
僕らDJってのは、もっとなんか純粋な”音”に包まれてる喜び。 受身の開放感。そしていい音楽を地球の果てまで探す飽くなき探究心。 ライヴ開場にはない”遊び場”感覚。そして日常。音楽人生。
そんな”音楽バカ人生”に簡単に飛び込める場所を提供するのが 僕らの役目。さあ、おいでやす♪
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