| 2002年05月04日(土) |
>>ヘドウィッグ・アンド・アングリー・インチ |
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ふう、やっぱり素晴らしすぎる映画だった。
今年頭からずっとこの映画(サントラ含む)を押している僕なんですが、 GROOVERでもだんだん盛り上がるようになってきたことだし、 1人でも多くの人にこの映画を見て、感動を覚えて欲しいものです。
実は4月初旬に一度、映画の方は見てました。 ですが、少し複雑な展開ゆえに話しの深い部分まで理解すること ができませんでした。 それですぐに感想を書くことは、映画に対しても失礼だと思ったし、 この映画に関しては、僕自身もかなりの下調べをしていたのもあって、 一般的な批評と、どうしてもかぶってしまうような感想しか述べれない と思ったからでした。
今日、2回目を見てきてようやく細かい流れを理解し、 やっと自分の中で何かをつかめた感じがしました。
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結局、映画全編を通じてヘドウィッグが探しつづけ、 そして見つけたものは「自分の片割れ」であり、「自分の片割れ」とは 「自分」であった。
でも、それは「結局、頼れるのは自分自身」・・という意味ではなくて、 「そんなものはもともとないものなんだ」 「自分自身の上っ面を剥いで、”真”を見つめろ」 「それが”愛”なんだよ」 「一つになる(片割れが見つかる)んだよ」 ・・・ということ。
ヘドウィッグには、もう性別も人種も何も存在しなかった。
「息をしろ」 「愛を感じろ」 「自由を与えろ」 「魂で知れ」 「すべてのはみだし者、負け犬よ」 「あなたたちは正しい」
これがロックン・ロールの”快感””素晴らしさ”なんだよ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――― う〜ん・・・ヤバっ。
今のこのご時世で、「リアルなロック」ってそうそうお目にかかれるモン でもありません。超奇抜なステージ衣装でロックの中の”異質”な面を 強調した、「グラム・ロック」を感じれるとても良い機会です。
つーか、サントラ・・というか曲が素晴らしすぎるんだよね。 「ロックン・ロール」を「ロック」と訳されるのが ちょっとキツイけどね・・。 今の時代には、この言葉の使い分けが結構大事そうだしね・・・。
さあ、CDを買ってLIVEに行く気分ですよっ!
「愛の起源」なんか、映画を見ないと始まりませんよっ!
絶対、映画館から出る時口づさんで耳から離れないんだからっ!
「I PUT ON SOME MAKE UP ♪」!!!
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とにかく、映画見てください。 5月上旬は梅田ガーデンシネマにて、労働者に嬉しい”レイト・ショー” (21:00〜22:50)で上映中。下旬からは動物園前の映画館で。 早いうちに見ておかないと終わっちゃいますよ。
見て感動した人は、BBSに感想とか書いてくれたら嬉しいです。
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