DJ SEO's DIARY

2001年11月02日(金) >>「エモ―ショナル」とは、一体・・・。

今日はこんなテーマです。

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産業ロック構造が大嫌いだけど、実は(密かに)好きかもしれない
優柔不断なロック好き22歳(男)による、独り言・・・(笑)。
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「エモ―ショナル」

この言葉は、基本的には曲における表現方法の一つとして
主に使用される。

・・・が、どうも最近はそれが「大安売り」されているみたいだ。

と、いうかはっきり言うと
「ロックしてるんだからエモ―ショナル(感情的)じゃないと、
話になんないじゃん!!」


・・・その通りでしょ?


でも、今のバンドって「歌い方」が「エモ―ショナル」な
だけなんじゃあないですか?
あの計算高い、人の聴覚にスルリ・・・と入りこむ歌い方。

そりゃあ、リンプをはじめとして、ステインドやその他もろもろバンドは
も〜笑いが止まらない・・っと!!

さらに、WEEZERかぶれなギターバンドも、もうお得意な
「エモ―ショナル方程式」さえ知ってたら、もう丸もうけ♪
(↑「JONAS」風3連譜とか、「IN THE GARAGE」に代表される
お得意メロ・・・とかね)


・・・本当に僕はWEEZERが気の毒だと思う。
だって、WEEZERはただのポップ・バンドって思われてるんだもん・・・。

WEEZERをただのポップ・バンドとしてしか、見れない人は
多分、「歌謡曲レヴェル」ででしかロックを聴けないんだと思う。

たかが、ちょっと3RDで「泣きメロが少なくなった・・・」ぐらいで
ブーブー言ってるような奴は、松任谷由美でも聴いてなさい。

・・・多分、泣けますから。(笑)



ここ最近話題の「OZMA」なんかはどのレコ屋へ行っても
「WEEZERよりもWEEZER!!」なキャッチ・コピ―だし、

歌謡曲レヴェルでしかロックを聴いてない連中の
典型的なお答えは
「3RD聴かずにコレばっか聴いてます♪」
・・・だし(笑)

・・・ったく、
「格」が違うのが、何でわかんないのかねえ〜???


高校1年の時、カートがおっ死ンで、USにはスマパンを残すのみとなり
(↑・・まだ確かこの時はストテンとは、出会う前だったと思う)
オアシスが大ブレイクしたのもあって、かなりUK指向になりつつあった
僕を止めたのが、BECKとWEEZERだった・・・。

当時の僕の印象はBECKは狂ってるけど、なんか天才肌が感じられた。
・・・でも、WEEEZERは恐ろしく平凡なくせに、その中になんか得体の
知れない何かがあって・・・でもそれなのにいいポップ・ソングを
書いてて・・・でも少しひねったメロディーで・・・んで泣き虫。

当時の僕はまだ今と違って、生活の中に普通にイジメ等が存在していても
おかしくない高校生だった。

当時の僕が「オレいじめられっこで泣き虫!ヨロシク♪」
・・・なんて死んでも言えないし、言う度胸もない。
まだ、思春期である(笑)
・・・それに、ヤンキーにいじめられたらマズイし・・・。
(↑ウチの高校は優秀なとこですが・・・)

リヴァースは平然とそれを言ってのけ、逆にそう言うことで
自分の主張性を更にリスナーに伝えようとしたんである。

・・・そんで、あの天才的なソング・ライティングでもって
リスナーを深いところまで、一気に引きずりこむ・・・と。


・・・これが「エモ―ショナル」じゃなくて一体ナニ??






「表現者(ARTIST)が、こちらに向けて発する何か」を
ロック・リスナーだったら、感じるべきだと僕は思う。

それを有効的に伝える手段として、
「エモ―ショナル」なんが存在するんだしょ?


・・・単なる「歌いまわし方」を表現してるわけじゃあないすよ!!
(特にへヴィロック・バンドや、どれも似たような曲構成のエモ勢に告ぐ)


けど、それを利用してのし上がるってのはOKなんだよ。
様は「うまいことやってよ!!」・・・ってこと。

だから、MUSEやJIMMY EAT WORLD、DEFTONESなんかは
がんばってると思う。(←というか、素直にすごい。)
「様式を追求した上で、どこまで自分らのオリジナルに近づけるか?」
というのも、充分に大事なことである。


「じゃあ、結局なんでもいいじゃんかー?」


・・・っていうわけじゃあない。


この世には有無を言わさぬ、奴らもしっかりと存在するんだ。




90年代を代表する3つ・・・

   「NIRVANA,RADIOHEAD、BJORK」

こいつらには様式もクソもないもんな・・・。





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