| 2001年05月28日(月) |
>>「熱さ」大安売り。 |
 |
今日は最近ツクヅク感じてる事を書いておこうと思う。
どーでもいい事やねんけど、 「熱い」という言葉。(・・・松本仁志が数年前に大ブレイクさせた 「サブっ!」の反対語ではないらしい・・・。) はっきし言ってめちゃくちゃ曖昧な表現だが、僕は当時(3年前ぐらい) その言葉がかなりお気に入りでよく使っていた。 自分なりの解釈だが、 その意味はしっかり理解していたつもりである。 その解釈とは、1言で言うと 「かっこよさの中に男気が感じられる」ということだ。
だが、どうも若い子たちの 間ではかなりええ加減に使われてるようだ。 レコード屋という仕事場のせいもあってか 異様に耳にするのだ。ヘタしたら1日10回も聞く日も あるかもしれないぐらい・・・(←もちろん数えるなんてヤボなマネは したことないが)。
「熱っ!ダーリング・バッズもスナッフの「ガンダーラ」 もある!しかも「WAKE UP!」も再発してるっ!あっつー・・・」
おいおい待ってくれ・・・一体、何が「熱い」んだい?・・・。 んまあ、それはウチの店の商品が(勘違いにしろ)「熱い」っちゅーこと らしいし、それはそれでまあいい事やねんけど・・・。 とにかくこの例にかぎらず多々「大安売り」で使われている。 これがしんどいんだよ。「熱い!」って言ってるお客さん1人1人に 「あつねーよ」ってツッコンでたらきりないしねえ・・・。
多分、レコード屋の売り文句でありPUNKDJヒカル氏が 流行らせた「ヤバイ!」と知らない間にごっちゃに なってしまってるんじゃあないだろうか・・・?
「熱い」も「ヤバイ」も本当に「熱い(ヤバイ)」もの(こと)に 対して使ってるやつは、ガキンチョに関してはもうほとんどいないのが現実。
「熱い」ってのはさぁ・・・何度も言うけど「男の中の男」ちゅーこと なんだよね。 「BAD RELIGION」「PEARL JAM」「OCEAN COLOUR SCENE」「CREED」 「ストテン」「THE JAM(PAUL WELLER)」にひかれてる理由として 共通するのが「熱い」ということであり、「男」であり 「リスペクトしている」ということだ。 僕の好きな漫画「福本先生シリーズ」「男塾」「花の慶次」 にも共通して言える。
・・・でもNIRVANAは「熱い」には入らない。 「熱さ」とは「男気」である。・・・ちょっと違うでしょ?? ・・・REEFは単純に「暑い」んだけど・・・(笑)
はっきり言って「熱い」の言葉に含まれた威力みたいなものは、 僕がはりきって使っていた3年前ぐらいの当時とは、格段に違う。 だからもし今、自分が「熱い」と思っても「熱い」という表現じゃあ、 相手に対して「リスペクトしている」気持ちが伝わらなくなってしまっている。 最近はよっぽどそれをアピールしたい時じゃないと使わないようにしてるけど、 どうもあまり効果は期待できないほどの威力しかないらしい・・・。
・・・また不便な時代になってきた・・・。
|
|