非日記
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| 2010年02月28日(日) |
ラノベ多すぎてフォローしきれない。 |
何一つ成す事ができないまま、もうはや三月になろうとしてますよ。とりあえず家賃払いに行った。何やったのか覚えてないんだけど、数年前からめっちゃズレ込んでてですね、今地道にンカ月分ずつ払ってるんですよ、わたくし。金が無いわけではない。単に気乗りしないっちゅう理由で、色々渋ってたら、いつの間にやらアララ?こんな事に。正直言うと、ため込んだ分は一括で全部払えるので、そう言ってみた事もあるのだが、「別にいいですよ」って、よくねーよ!しかし常日頃から人々とわかりあいたいと切に願わない私は「あー、そうっすか?じゃ、いつも通りで」と流してしまったのだった。
ところで ちょっと前に安○班の文庫で出てるやつを一応全部読んだのですが、人には順番に読んだ方がいいんじゃないかしらとか言っておいて自分は古本屋で発見した順番なので最後に読んだのが残照だったんです。 これ、ケッサクだったね、安積×相楽的に! 今まで安積さんは相楽さんに対して無視に無視を重ね、全力で無視しようと努力し続けてきてたのに、とうとう振り回されているのがケッサクです。一体何がどうしたのか珍しく安積さんから相楽さんへのアプローチが多いのでオモシロおかしくてたまりません。 ちくちく細かく上げていったら色々あるんですよ。
まず本庁の上司と息がぴったりなのを「このやろう」と観察してるのがおかしい。なんですか、相楽さんに仲良しの人がいたらそんなに問題なんですか。読みながら「何を見てるんだ、おまえは」とつい笑ってしまいます。名前も覚えようとしなかった頃と比べると雲泥の差です。 相楽と須田が組んでやってると、相楽さんがどんな悪い事をするのか気になって仕方ない様子で、面白おかしいです。相楽さんがどんな悪事をはたらくのか一挙手一投足を気にし、ちょっと何かしたと思ったら突っ込んでいきます。安積さんは上下関係など表向きは結構配慮せねばならんと思ってる人なのに、相楽さんが相手だと同じ警部補だからか年下だからか知らんがお構いなしに特攻ですね。桜井君が電話番とかハブられてる時は、ちくしょうと思いながら黙ってるくせに!そんなに須田を愛しているんでしょうか?自分が大切にしてる須田を相楽さんにも大切にしてほしいんでしょうか?相楽さんには自分の言う事聞いてほしいんでしょうか? いきなり自分目掛けてきたので相楽さんがびっくりしてますよ!「安積が話しかけてくるなんて!」ドキドキですね。
しかし相楽さんが絡んでくる前に安積から絡んでいく、驚きはそれだけではありません。なんとびっくり、機嫌を取るわけじゃないと言いながら相楽さんの機嫌を取るような事を言い(そして「やめてよ!適当に私の機嫌を取ろうとしないで!仲良くなんかしないんだからね!」と余計怒らせます。なんだこのカップル、めちゃくちゃかわいいな!)、そのあとも延々と機嫌を気にしています。さらにしつこく捜査しようとするたびに「また怒るんだろうな」と毎回相楽さんを思い出してくれます。かつてこんなにも相楽さんの気持ちをおもんぱかった事があったであろうか?
相楽さんが捜査すると、相楽さんの動向を必ずチェックせずにいられない安積。すげーな、相楽!あんなに無視られてたのに!相楽さんがやってくると目が吸い寄せられてますよ!
もう色々色々あるんですよ、この話。ほんとに。 かつてなく安積さんが相楽さんに翻弄されまくり。腹を立てたり心配したり気にしたり。 そして相楽さんの愛らしさもいつも通りです。私、相楽さんがちょっと好きだなと思ったのってもう最初の巻からなのよ。自分が間違ってたってわかった後がね、この人は最初からいつもかわいいのよ。こんな子嫌いになれないよ。どうしてこんな素直な子に天は才能を与えてやらなかったのかと不憫でならない。ああ、安積が主人公だからか、ちっ。
最後凄かった。目をキラキラさせて相楽さんが「捕まえたぞ」に、ゼエハア言ってる安積さんが「お手柄だな」って、笑ってしまったではないか!私には「よかったな」と読めました。むしろ相楽さんの機嫌を気にし続けた安積さんに、私の方が「よかったな」気分になりましたよ。悩みぬいたプレゼントに彼女が喜んでくれた感じ?しかし相楽さんはおぼこいので下に心のある男の気持ちなんてわかりません。自分が確保した事だけで胸がいっぱい、超無邪気だ。自分が手柄を立てる事だけで胸いっぱいの様子に、やれやれ感が募ります。
「なんで自分の読みはいつも外れるんだろう?」と須田の前でへこんでたらしいが、それはおまえが敵役として選ばれて登場するからだなんて無粋な事は言わず、「初心だからだろ?」と言ってしまいたい。 いや、本当、いつも間違った犯人をあげているとは思えないのだが(安積しか真犯人をあげられないのか、ってそれはあんまりな設定だろう)、その辺のフォローは無いのかといつも言いたくなる。 だから私、こういう読んでて気持ちよくなれる話が好きなんだけど、読んでて気持ちよくなれる話の主人公ってあんま好きになれないのよね。水戸黄門は好きでよく見るけど、黄門さまは好きになれないっていうか。世界は結局おまえの味方だってわかってるからな。なんちゅうの、めっちゃ情報操作されてる感じがぬぐえないというか。
それはともかく、前から気になっていて読みたかった小説を読んでいたのだが、いまいちノれなかったために途中から50ページずつぐらい飛ばし気味になってしまい、ああ結局私は見てて楽しい人がいないと基本的にストーリーどうでもよくて読めないだなと諦めが入って(「続きが気になる話」と言われて続きが気になったためしがない。「自分が気になる人間が気になる話」しか続きが気にならない)、「今頃相楽さんはどうしているかしら?」と文庫になってない奴を戯れに検索してみた
ら、驚いた。
おまえ、なにを移動してきてるんだ!とうとう来ちゃったよ! 一体どんな大作戦をかましたらそんな事になるんだ! 残照から暫く相楽さんが大人しかったと思ったら、裏でそんな大事が進行していたとは。 とりあえず、書評を見ると相楽さんは相変わらず嫌な奴らしいので、安心するような不満になるような複雑な心地です。相楽さんが誰が見てもいい奴になってしまったら、一体裏で何があって一線を越えてしまったのだろうかと相楽さんの魂の操が心配になりますからね。しかし毎日同じ屋根の下だと思うと、間違えて抱きついたりしないかとひやひやします。
しかし私は文庫になるまで読まないつもりです。単行本買ったらほんと置くところ無いんだよ。 だから、どこぞに物凄く仲の悪い二人がいると風のうわさで聞いたので、そっちを頑張って覗いてみる事にします。「なんですって?そんなに仲が悪いんじゃ、二人は熱烈に愛しあうしかないわね!」といつも通り思うからです。
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