非日記
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| 2007年06月15日(金) |
美しいという事は強いという事なのです。 |
同僚が交通事故になんかあって骨が粉々になんかなって全治数ヶ月になんかなったせいで、私は疲れ果てています。別に責めてなんかいなくてよ。「なに車になんか轢かれてやがるんだよ」なんて心の底でしか思ってません。「そら、大手を振ってたらほど休める上に慰謝料がガッポリ取れそうで実に羨ましい事ですね」なんて事を口走ったのはきっとアタイに乗り移った悪魔に違いありません。 ただ、 あの一、ニ位を争うキッツイ職場でテメーの代わりに入れる人間ったら今はアタイしかいないだろうが!どうしてくれるんじゃ! という気持ちなだけですよ。生きてるって素晴らしい事です。幾らでも好きなだけ責め咎められ罵られ詰られます(連用活用されてる「る」は無論「可能」を表す「る」)。
そういう具合で目の下にクマができてる勢いだが、人様の日記による出版予定情報を信じ(疲労による目の錯覚かと疑って三回ぐらい読み、勢いで落書きをあげた後に、いや脳の疲労かもと疑ってまた見直したりしたんだんだけど、どう見てもやっぱりそう書いてあるように見える)、今月は頑張ってルナで/敵/海/祭/をしようと思います。たぶん。すぐ嘘つくからな、私。 てゆうか原作は何処に埋まってるんだろう? 今枕元にはラ/イ/ト/ジ/ー/ン/の/遺/産(何故か下巻のみ。上巻はどこに)と太/陽/の/汗しかないよ(未読)。直感だけど、たぶんテレビの下を掘ったら、ラ/ー/ゼ/フ/ォ/ンとか小/指/の/先/の/天/使が出てくる気がする(先頃あめりか航空宇宙局の衛星写真に写ってみたえすてばんレベル)。本棚には無いような気がするんだよ(昭和の闇、近現代史レベル)…やっぱり押入れを掘らねばならないのかしら(むー大陸の謎レベル)。
で、五千円の化粧品(?)の話ですよ。 発端を辿ると此間旅行に行った際に人様がエスケーツーを使ってた事に達しますよ。興味だけは尽きない私が「どうなん?」と聞くと「気持ちは良い」とおっしゃるので、あらゆる物に憧れだけは尽きない私は心動かされたわけです。つい自分のズタズタの肌とえすけーつー愛用の肌を比べてしまいます。その御方は聞くところによればウルシにベッタリ触っても全くかぶれない強靭な皮膚を誇っており、大体私はそこからして熱烈羨ましい。皮膚というのはただのカワではありません。いや、ただのカワなんだけど、肉体の防御機構の一つやんからね。特化した細胞と分泌物により、細菌や有害物質の侵入、身体を構成する水分の蒸発を防ぎ、体温の調節をする基礎防衛システムねんよ? つまりですね、美しい肌というのは強靭なバリアの存在を示唆しているんです。 わたくしの皮みたいにですね、通常の十パーセント以下の脂質しか維持できず、細菌にも有害物質にも水分の蒸発にも殆ど無防備で、常に皮をニ三枚剥いでブラシで擦ったらさぞ気持ちよかろう具合に痒みがあり、毎日新しい傷ができてはろくに治らず必ず悪化して化膿する、生まれてこの方一度としてツヤツヤしっとり健康になった事が無い軟弱で脆弱でやられっぱなしの肌とは違うんですよ。 いーなー。
大人になったら自然治癒する人が多いという話だが、確かに幼少期には今の比ではなかった。顔なんか爛れて剥がれ落ちて膿んでいて、親も嫌がる有様に包帯でも巻いて顔を半分隠したいのに、汁が出て乾かないので空気に晒して置くように言われ、実に恥ずかしく嫌な思いをし続けた事を先ごろ思い出しました。「忘れてたのかよ!」とツッコミ入れられたが、顔に関してはその後にもっと強烈な記憶がドカドカ重なって、幼少期の物質的に爛れた顔なんて私にとってはもはや些細な事実と化していたんです。それに今となっては吹き出物が酷くて荒れまくって完治する事が無い程度で、しかも洗顔すると余計荒れるぐらいだから、自分が何と比べているのかを思い出せなくても「アトピー体質にしては全然マシなレベル。こんなんどうでもいいわ」気分だったのよ。 が、 「XX歳までは親から貰った顔。XX歳以降は自分でつくった顔。XX歳以降は自分の顔に責任を持て」という噂があるのを思い出して、「そうか。もう体質の所為にはできないのか」気分になった。女性体なので周期によりホルモンバランスが変わると一気に悪化するんだが、そのたびに無垢なオバチャンに「あんたそれどうしたの!何の病気!?」と騒がれるのに嫌気がさしたとも言う。人の顔を汚い汚い言わないように。幼少期から醜い醜いと言われ続けて慣れていても、「どうせアタシは醜いのよ」と納得しながら爽やかで朗らかで楽しい気持ちでいることは難しいのよ。「あーごめん。でも昨日まではそんなに酷くなかったじゃないの!」と言われても、「昨日までは偽りの仮の姿よ。私の真の姿はもっと醜いわよ?その時おまえはなんと言うのかしら?アンタみたいな生まれながらに強く美しい人間には、顔を隠しながら生きてきた弱い人間の気持ちはわからない」という陰湿な気分にしかなれません。
…けしてアトピー体質を醜いと言いたいわけではありません。ただ、刻み込まれた価値観が、同じ体質を持つ者に「親兄弟や周囲の人間から汚いとか醜いとか言われて見るたびに顔を顰められたりしなかったか?自分の顔や体を恥じた事は?」と問うて、「あった」と言われたら、「フ、あったよね」と答えて目を伏せて笑うような心地なだけです。
で、使用感が「気持ちよい」と言われると気になるんだが、高いものを買ってやっぱり肌に合わずに悶絶するハメになるのも嫌なので何か良い物はないか、やはりたまには奮発して皮膚科に行ってみるべき?と思っていたところ、デパートにテナントで入っている薬局の最前列で「超保湿。化粧水も乳液も美容液も美白液も化粧下地もこれ一つでカバー。特にアトピー体質、敏感肌、乾燥肌の方に最適。幼児から高齢者まで年齢、肌質を問いません」というイカガワシイ張り紙と共に五千円もする化粧水(?水じゃない)を売っていたのです。 その中の一言「痒みがなくなり」に、つい手が滑って買ってしまいました。「顔が痒くなくなる」そんな事が生きてるうちにこの世で起こるのでしょうか?
「一日二日で諦めずに続けろ」という話なので、とりあえず無くなるまで鋭意努力する事にしました。
普通の化粧品やスキンケア用品にありがちの「顔に吹き出物や傷がある時には使用しないでください」という一言が書いてある場合、私が使用できる日は死ぬまで来ない、死んでからしか使えない事は確か。だがこの品の何より素晴らしいところは、「肌に刺激、悪影響のある事がわかっているあらゆる物質の除去に努めました」で、取説におなじみの「肌が荒れてるときには使うな」という「じゃあいつ使うんだよ?」的一文が影も形も見当たらないところなのよ。 調べてみたらアトピー関連のサイトでも口コミで推奨されている。
ただでさえ脂質が限りなくゼロに近く、「頻繁に洗顔料で顔なんか洗ったらどんな悲惨な結果になるか」と恐れ慄いていたが、「顔を洗った後、ただでさえ少ない脂質を削り落とした後に塗る・塗れる・塗っても良い・塗るべき物がある」と思うと、安心して顔が洗えるものなのね。 「化粧水や乳液や色々なものを使ってきた方には、コレ一つだけというのは物足りなさを感じるかもしれませんが」と書いてあったところがあったが、生まれてこの方そんなものは危険で使えなかったので(体に悪くて危険な事はわかっているが、「私、女として頑張ってる」気分を味わう為にのみ使用を制限しつつ使用)、全然物足りなくありませんよ。いっそいつもの何倍もの手間をかけています。一日に二回も塗るものがあるってところが。
冷や冷やして楽しい。 ぬるぬるしてペトペとする。 とりあえず今で二週間弱。まだ隅っこが痒い。しかし確かに少し落ち着いてきたような気がする。触ると。
塗って「気持ちが良い」ことは確かなので、ちゃんと最後まで使えそうな予感。
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