非日記
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世の常識でいえば今更ですが、あけましておめでとうございます。 今年もサイト自体生きてるのか死んでるのか不審な頻度で、長患いをして臨終の床についてみたり前世の記憶を持ったまま生まれ変わった勢いになったりしながら、手前の都合にばかり合わせてマッタリやっていく事と思います。 私の動向を確認する近接友人以外にもし覗いてる方がおられましたら、不意に思い出してみたり、あきれ果て怒り心頭で出奔したり、忘れ果ててみたり、運命のいたずらで再び巡りあってみたりしながら、マッタリお付き合いいただけたら幸いです。 今年も移り変わる萌えと流行は生身の心と日記だけで追い(ノロマの私に追えるわけないけど)、映画「君に読む物語」の如く、サイトの方は、鮮やかな恋の記憶と自分への労わりにかわった愛が見る人に感傷と目を逸らしたいまでの哀切をにじませる勢いで、メイン「るな」と「じる」と「げんすい」のままで執念深く行こうと思います。
以上、年頭の挨拶です。 「まったり」は実にナイスな言葉だ。誰がこんな使い方を始めたのだろう。外国語でなんていうんだろうか。
人によってはまだ帰ってきて無いと思ってたそうですが、とっくの昔に帰ってきてチンタラ仕事に出てましたよ。今日明日と休みなので、今度こそ年末にやり残した更新をしようと思ってるが、どうなることか。だって絵が描けないんだもん。私もやっと精神が人並みに成長して、「下手だから描きたくない」とか「下手だから見せられない」がわかるようになったのです。
それにしても、自分が行くんじゃなく、親の方を呼び寄せるというのは思った以上に楽でしたよ。すっげー楽。なんたって別れた後に、直ぐ家に着く。戻ってたら、朝の七時、八時には向こうを出て、家に着くのはどう急いでも夕方だからな。そっから夕飯食べたり風呂入ったり、翌日の仕事の心配なんぞしてたら心身共に「なんかぐったり」で、仕事は数日も休んでるのに、まるで休んだ気がしないんだ。
ま、親は私の疲労を思い知ったであろう。今度からこうでいいぞと思ったが、親も年で、特に親父は疲れているので、それも悪い感じがする。微妙。 来る前にオカンが親父さんが歯医者に行かんとウダウダ言っていたが、私もさんざさっさと行けと言っていたのに、やはり行かずにやってきた。わかっていたことだけど腹立たしい。
私「あんたね、歯が無くなったらどれだけ大変だと思ってんの?わかってんの?」 父「あーあー、わかっとる、わかっとる」 私「ああん?わかってるとは思えないんじゃけど。どんだけ大変だと思ってるの?さあ、アンタはどんだけ大変だと思ってるの?いいや、あんたは全然わかってないね。誰が一番大変だと思ってるの?誰が一番大変な目に合うかわかってるの?言っとくけどあんたの事じゃないよ。そんな事は当たり前だろうが。それだけなら私だって何もいわんよ。自分のコトなんだから自分で責任とりなさい。でもそれだけじゃないでしょうが。そういう意味じゃなくて、自分以外に多大に迷惑をかける相手がいるでしょう」 父「あーあー、わかってる、わかってる」 私「ホントにわかってるんですか?嘘つきなさい。わかってないだろうが。あんたはわかってないの。わかってます。全然わかってないんですよ。誰が大変なの?誰が一番大変なんですか?」 父「わかってるって」 私「わかってるなら、誰が一番大変なのか言ってみなさい。私は絶対にわかってないと思いますけどね。さあ一番大変な思いをするのは誰ですか?誰なんですか、その人は?言ってごらんなさい。わかってるなら、さあ言えるんでしょうね。さあどうぞ、聞いてあげますよ」 父「えー、エヘヘ、おかーさん(=J子)」 私「違うわ、馬鹿が!私だッ!いいか、あんたが歯医者に行かないせいで歯抜けになったとして最終的に一番面倒な目にあう可能性が高いのはこの私だろうが!この私に嚥下食なんかそんな簡単に作れるか!あっちも歯抜け、こっちも歯抜けじゃ、いい加減にして欲しいわ!少しは残るように努力しなさい!だからアンタは全然わかっとらんとさっきから言っとるんだろうがーッ!いいですか、歯がなくなるという事はなぁ!」 父「はいはーいはいはいはい」 私「真面目に言っとるんじゃ、ウラァ!」
これだけ言ったのに!
母「あんたはそんな事ばっかり言うけどね、わからないのよ、どんな事がおこるかは!」 私「そんな事はわかっとる。何言ってるの、当たり前でしょうが。私がしてるのはそういう話だろうが。だから一番ありそうな状況を想定した話をしてるんじゃないの」 母「だって私らが先に死ぬとは限らないのよ?あんたの方が私らより先に死ぬかもしれないじゃないの」 私「まさにS光という見事な例がここにこうしてあるしな(親は遺影を持って移動してる)。勿論そうよ。そうなるかもしれないわよね」 母「もしそんな事になったら!アンタはどうするの!?」 私「よっしゃ、ラッキー!(握りこぶし付)と思う」 母「それじゃ困るじゃないの!」 私「知るか、私は全然困らんね。望むところじゃないの。大体ね、私はあの男は非常にずるいと思うわけよ。断然ずるいね!とんでもない男だよ。人生の甘い汁だけをうまうまと啜って、一番面倒で苦々しいところはまるごと全部残していきやがったろうが。なんて野郎だと思わんか?私は思うね。断固許されんね」 あたしゃ、傲慢な我侭野郎やねん。正直者と褒め称えて欲しいわ。
骨を持って移動するわけにはいかないので、亡兄の写真と遺品の携帯電話だけ持ってきていた。いつもの如く。 オカンは以前ホテルで新品未使用のパンツをなくしたことを根に持っていて、部屋の掃除に来た人が盗んでいったと信じているのだ(真相はわからない。しかしパンツを一枚だけ盗む人間がこの日本にいるのだろうかと私としては不審を感じざるをえない)。その昔世間知らずで田舎から出てきた直後、頼れる相手も知人も友人も全くいなかった心細い時分(しかも見合い結婚で付き合い浅く精神的に新夫も頼れなかった時分)、スーパーで買い物中に財布を盗られた事が大そうショックで、「世間は盗人ばかり。皆私に敵意を持っているのだ」という心の傷があるのだ。 そこでホテルの部屋を食事や入浴や外出で空けるときには、留守の間に泥棒がやってくると信じていてギャアギャア煩いのだ。
私「あほらし。オバンのパンツを盗んで何が楽しいねんな」 母「だってオバンのパンツだって知らなかったのよ!可愛いパンツだったのよ!新品だったもの!」 私「良かったじゃないの。オバンの使い古しを盗んでも面白くもなんともないわ。パンツぐらい大事に使ってもらえばいいじゃないの。なくなったものはしかたなかろうが。誰も彼も泥棒みたいに、いつまでもガタガタ言うんじゃないの」 母「大事なものは隠しとかなきゃ!」 私「旅行先に大事なものなんか持って来るな。何が大事なものがあるの。財布だけ持って出れば、盗られて困るものなんかなかろうが」 母「S光の写真!」 私「アホかッ!遺影なんか誰が盗るねんな。誰もいないホテルの部屋にこっそり盗みに入ってテーブルに遺影が立ててあったら、ギャアなんじゃこりゃー!不気味な部屋に入ってしまった!と泥棒も腰を抜かすわよ!」
ちなみに、一日は私は出勤で七時以降という朝食の時間に間に合わないので、元旦の朝食は頼んで抜きにしてもらったんだが。 私「まあ別に出るだけ出ても、金額的には関係ないから良いはいいんだけど、どうせ食べられんしな」 父「うん、もったいないからな」 私「そう。万が一出されてしまったら仕方ないけど、一応ホテルには言っておくわ。出てもほっとかんね。あんたらで食べてもいいけど」 母「そしたらテーブルにS光の写真を載せて影膳にしてもいいしね」 私「やめなさいって…。元旦から善良な周囲を慄かせてどうするの」 清清しい新年が一気に不気味な色に変わる。
部屋に戻ってきたJ子は、亡兄の携帯に仕掛けてある目覚まし時計が鳴らない事に気がついた。亡兄が死ぬ前に普段使っていて、機械に疎い私等親子は設定をほったらかしていた。なので今でも鳴る。持ち主が死んだ後も、延々と何年も日々休まず鳴り続けている。この煩い目覚ましをオカンは心の拠り所にしているもようなのだ。明け方にピーピーピーピー鳴るのを毎日うっとり聴いてるわけだ。 それが鳴らなかったのでオオゴトだ。とっくの昔に死んだS光の魂が今更消えたかのごとく受け止め、青ざめオロオロするJ子。 父「ハァン、電池が切れたんじゃないの?」 母「電池じゃないのよ!ちょっと、どうしよう!絵は動いてるのに」 ※絵は動いてる=携帯の画面に猫のイラストがピコピコ動く 父「あー、そりゃ壊れたんじゃないの」 母「どうしてッ!カバンに入れてガタガタしたからじゃろうか?!壊れたんじゃろうか!?ちょっとアンタ、なんとかしてよ!」 父「わからんよ、僕は。そういうのは」 母「お姉さん!お姉さん、ちょっと!ちょっと直して!直してよ!」 私「知らんよ私だって。携帯はようわからん。知らん間にどっか弄ったんじゃないの?」 死んだかのような騒ぎよう。 母「わからないんだから触ってないわよ!」 私「触って無くても、カバンに入ってる間にガタガタ当ってどっかのボタンを押したんかもしれんでしょ。見るだけはみてもいいけど、携帯は全然わからんからね。直せんかもしれんよ」 母「ちょっとアンタ(父)が!アンタが本ばっかり読んで元日に初詣をしないからこんな事になったのよ!初詣をしないからS光が怒ったんじゃないの!あんなに初詣に行こうって言ったのに!アタシを初詣に連れて行かないからS光がー!」 父「関係あるか!考えてもみんね。日本全国の何割が初詣に行ってると思ってるんだ。三割ぐらいしか行っとらん」 母「そうなんじゃろうか…?でも初詣に行かなかったら悪い事が起きるんじゃないの?初詣に行ってお願いをかなえてもらわないと、事故が起きるんじゃないの」 どこのどんな宗教だ。 父「あほか。初詣しようがするまいが事故は起きるわ」 私「アンタね、初詣は単に神様に新年の挨拶に行くのであって、けして願い事をかなえてもらいに行くわけじゃないのよ。そんな言う事きいてもらおうエヘヘなんてさもしい根性で初詣に行くなんて失礼だろうが。」 母「そうなん?」 私「家族皆で仲良く初詣に行った帰りに交通事故で死んだりするのよ。当たり前でしょうが。それは関係ないわよ。ただ、まあS光はこういうのは行くべきだと思うタイプだったけどね、確かに。生真面目だから。いいから、ちょっと貸してみなさい」 母「直してよ!」 私「壊れてたら私には直せんよ。大体ね、アンタ、携帯だってS光の代わりに生きてるわけじゃないの。好きに死なせてやらんね。人の命を押し付けられて可哀相だと思わんの?…わからんのよね、携帯。人のはサッパリ。…えーと(本体の横にあるボタンを押してみる)、……『マナーモードを解除しました』……ですってよ?」 父「マナーモードじゃん!」 私「直った」
朝から晩まで大騒ぎですよ。疲れるったら。
新年J子セリフ集(違う)>
母「朝から晩まで何処にも出かけずに本ばっかり読んで、何しに旅行に来たの!アンタは何処に行ったって、日本のどこに行こうが、世界旅行に行こうがまるっきり家にいるのと同じじゃないの!」 父「僕、こうしてられればそれで満足」 母「つまんない男!なんてつまんない男なの!?こんなつまんない男は見た事無いわ!アタシをどこかに連れて行ってやろうって気にならないわけ?!ココに連れて行ってやろうとか、アソコに連れて行ってやろうとか色々調べたり計画立てたり全然しないんだから!それで、自分は本読んで一人で満足してるんだわ!なんてつまんない男なの!○×さんの旦那さんなんか(エンドレス)」 父「うるさい。うるさいよ、この人。あっち行ってよ、ちょっと。横にピッタリ張り付いて、何をしたいの、あなたは。離れてください。向こうに行ってください」 母「どっか連れて行けって言ってるのよ!」 父「行ってくればいいが」 母「アンタが連れて行くのよ!」 父「もー煩くて本が読めん。全然集中できんよ。煩い!うるさいー」 母「そうやって直ぐ人の所為にするでしょ、アンタは。アンタの精神力が足りないのよ!本が読めないのは自分の所為じゃないの!精神力を鍛えなさい!」 父「お願いだから、向こう行って静かにしててちょうだい」 母「わざと煩くしてるのよ!本が読めないように邪魔してるんじゃないの!そんな事もわからないの!?ほんっとに馬鹿なんだから!ああもうちょっと自分たちの姿を見てごらんなさいよ。こっちでもあっちでも本読んで、なんて気持ちの悪い親子!ああ、気持ち悪い!ブキミだわ、この人達!」 私「……もー、あんたね、ちょっと静かにしてやらんね。さっきから聞いてれば、アンタこそ他人にばかり要求してるでしょうが。連れて行ってくれん、連れて行ってくれん、ああしてくれん、こうしてくれんばかりだろう。自分は何をしよう、こうしようってのはなくて他人にばっかり文句言ってるじゃないの。自分で調べて、アタシはここへ行きたい。これをしたい。このバスに乗ってこうしていけばコレコレで行けるから、あんたも着いてきて頂戴ってやればいいじゃないの。そしたら着いて行かんことも無いわいな。自分は何もしないでおいて、そなた私を楽しませて頂戴じゃないでしょうが。あんたぁどこの女王様ですか」 母「フン!つまんない男!つまんない男!なんにもできない、こんなつまんない男はいないわよ!アンタみたいな自分の事ばっかりで人はどうでもいいような男は皆に嫌われるのよ。皆に嫌われて一人ぼっちで死ぬのよ!ものすご惨めな最期なんだから!人にちやほやされてイイ気になってたって、あんたの最期は結局そんなものなんだからね!こんな男と結婚してくれるような人は一生現れないわよ!アンタみたいな男は一生結婚できないのよ!それでも良いわけ!?可哀相なのよ?アンタは!自分が物凄くかわいそーな人間だってわかってるの!?わかってないんでしょ!」 私「…あのねえ、あなた、その男とアナタは結婚してるんじゃないかしら?もう既に結婚しちゃってるじゃなかったかしら?何が言いたいのよ。もう手遅れだろうが」 母「そういう話じゃないの!そういう話をしてるんじゃないのよ!この先の、将来の話をしてるんじゃないの!」
さっぱりわかりません。再婚の話? 上の歯医者のところの私と並べてみたら、いかにも母子な感じよな。しかし曲がりなりにも私の方がもう少し幾らかは言う事に筋が通ってると思うんだが、どうか。 まさにオカンと親父のハイブリッドチャイルドな感じよな、私。
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