あおい世界
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2016年12月13日(火) 本■我慢と天秤。

予約の順番がくるまで、
棚から桂望実さんの作品を2冊チョイス。

まずは 『我慢ならない女』。
作家の伯母を支える姪の話。
我慢ならない女っていうのは、
この伯母のことを指しているのでしょうか?
でも、姪は全然そんな風には感じていないんですよね。
なぜ、そんなに長い年月を伯母のために尽くせたのか。
姪も作家志望でしたが、それが叶わなかったから、
夢を託している?
意味不明の部分もありますが、人間関係なんて言葉では表せず、
なぜか離れられない、なぜか惹かれるってことばかりなので、
そういうことなのかなぁ。。。

次に 『手の中の天秤』。
判決で執行猶予になった加害者に対して、
被害者もしくは遺族が2年間、加害者の生活状況を知ることができ、
最悪、刑務所に送ることもできるという、
【執行猶予被害者・遺族預かり制度】 で、
主人公はその生活状況を被害者もしくは遺族に報告する係官。
ちょっと変わった上司の下、2年間見習いをしていく中で、
人間的に成長していく様が描かれていました。
半年に一度、加害者やその周辺の人物から聞き込みをし、
まとめたものを、被害者もしくは遺族に報告する仕事なのですが、
その逆をしてはいけないんですね。
加害者が前向きになっていても、落ちぶれていても、
被害者、特に遺族にとっては我慢ならない心情だったり、
加害者側の家族が立ち直っていても、
被害者もしくは遺族側は家族崩壊していたり。
その制度を利用して良かったと思える人、
良くなかったと言う人、利用してもしなくても変わらないと言う人、
係官の上司が口癖のように言う、人それぞれですからという、
その言葉に尽きるのかもしれません。
知らない世界でしたが、いろいろ難しい問題だと思いました。


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あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL

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