あおい世界
DiaryINDEX|past|will
最近、もっと読んでみたい西加奈子さんの作品より 『さくら』。 アットホームな話かと思いきや、 結構ダークな部分が多く、身に詰まされる場面もありました。 父、母、兄、弟、妹、そしてさくらと名付けられた犬、 5人と一匹のごくありふれているようで、実はとても風変わりな家族の物語。 テーマは家族愛なんでしょうか、兄弟(妹)愛とか?。 ほのぼの…という感じではありませんでしたが、 静の中に、激があるような、そんな心情が伝わる内容でした。
そして本棚で見つけた梨木香歩さんの 『僕は、そして僕たちはどう生きるか』。 梨木さんの本は久しぶり。 相変わらず草食系の梨木ワールドでした。 主人公は3人の中学生(14歳)で、ちょうど長女と同じ年齢。 その子たちがこういう発想をしたり、 思考したりするかなぁという面も感じられましたが、 我が子が14歳の代表ではないので、 そういう類の子たちもいるかもなぁという気持ちで読みました。 トータル的に、温い雰囲気のほのぼの系ですが、 正直な心の機微も感じられました。
検索WORD = 本■
|