あおい世界
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2011年01月06日(木) 本■海堂デビューと初 江國。

ドラマ化や映画化されていたのは知っていましたが、
少しも興味が無かったので、
まったく無知の状態で読んだ海堂尊さんの最初の作品。
海堂さんにとってもデビュー作だという 『チーム・バチスタの栄光』。

どっぷりと医療、医師、病院の話だし、
専門用語がたくさん出てくるので、
最初は読み終えられるのかと思ってしまいましたが、
語り手の田口先生が庶民的で温かい凡人風に記されていたので、
その他大勢の個性ある登場人物や専門用語に負けることなく、
読後感は大満足でした。

こんなにも専門的に食い入って記されるのは、
作者が現在も医学博士であり、
自分の体験や思いを強く取り入れていたからなのだと納得。


続けて、 『ナイチンゲールの沈黙』。
前作の 『バチスタ』 の事件より1年後という設定で、
また内容の濃いぃ感じで食い入るように読みました。
『バチスタ』 で格好良かった桐生先生はもう出てきませんでしたが、
個性的で魅力的な登場人物は相変わらずで、
尚且つ、新しく加わった方たちもまた面白みある存在で、
最後まで飽きない内容でした。


さらに続けて、『ジェネラル・ルージュの凱旋』。
これは 『ナイチンゲール』 の事件とほぼ同じ期日に記されていて、
院内は、平行していろいろな問題を抱えていたことになります。
速水先生、格好良過ぎるぅーーー。


今回たまたま二つの図書室から、2冊と1冊借りられたので、
続けて3冊読むことができたのですが、
年末年始にかけての読書だったので、
多少、テレビを観ながらとか、眠い目をこすりながらだったので、
しばらくしたら、またじっくり読みたいなぁと思います。
その時は、やっぱり3冊一気読み!


海堂シリーズを読んだ後は、
軽く読み進むことができた江國香織さんの 『号泣する準備はできていた』。
表題を含む12編の短編集。
全体的にぼやけた感じで、
そんなに若くない主人公たちが、
迷いながら生きている話ばかりでした。
多分現実的な世界だと思います。
誰も彼もジグソーパズルみたいに、
ピタリとハマるような想いではいられないはず。
そんな心の迷いを映し出しているような話でしたが、
今のあたしには惹かれるものがありませんでした。
読み物としては、違う方が楽しいぃ。



今年の読書は 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 からになりました。
昨年より1冊でも2冊でもいいから多く読むことが目標。
でも、流し読みはできるだけしないように大事に文章を追いたいなぁと思います。


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