あおい世界
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2010年11月18日(木) 本■再び伊坂ワールドへ。

先週の土曜日、いつもの市民センター内の図書室へ。
しかし何やらいつもと違う雰囲気だったので、室内に居た方へ聞いてみたら、
明日お祭りがあるため今日は本の貸し出しができないとのこと。
この図書室は土曜しか貸し出しをしていないので、
ほぼ毎週のように来ていますが、何の貼紙もお知らせもありませんでしたよ
と言ったら、申し訳無さそうに謝られましたが、それだけでいいの?!
いくら無料だからって、
いくらボランティアの人が管理しているからって、
いくら利用者が少ないからって。
元々は市民センターの管轄内だろうに手抜きですよねぇ。
とはいうものの、
応対してくださった方(だけ)が悪いわけではないでしょうから、
きつい言葉を吐かず、
それでも残念感はたっぷり漂わせながら退室しました。
市民センター入り口の受付カウンターには、
返却のみを受け付けるボックスがあるので、
その中に3冊放り込んでから車を飛ばしました。

もう何も読まずには居られない毎日になってしまったので、
車を10分ほど走らせ、別の市民センターの図書室へ。
以前いつもの図書室で、
ハリポタシリーズが1冊揃っていなかった際に来た図書室。
新鮮な感覚で見回していたら、
なんとなんと伊坂幸太郎の本が何冊か並んでいるではありませんか!
3冊、即決です。

最初に 『チルドレン』。
バンク、ジャンク、ギャング、バンク、パニック、アンプ、ランク、
ゴング、ランプ、タンク、ロング、ヤング、キャンプ、ジャンプ。
見出しタイトルが言葉遊びになっていて面白い。
こういうセンスがあたしは好き。
登場人物もそれぞれ個性があり、好感が持てるタイプばかり。
特に突拍子な陣内くん、いいキャラです。
感覚の鋭い永瀬くんもいいし、寄り添う優子ちゃんも可愛いぃ。
そんな個性的な面々の中で唯一普通っぽい鴨井くんもいい味出してます。
いつものことながら仙台市内が舞台になっていて、
5話とも軽く読めるのに充実しまくってます。


次に 『終末のフール』。
フール、シール、ビール、ガール、ウール、ヨール、オール、ポール。
こちらもタイトルの言葉遊びが光ってます。
好きだわぁ、こういうの。
内容は、8年後に世界が消滅すると言われてから5年が経ったという設定で、
またまた仙台を舞台に、
ヒルズタウンという団地を中心に繰り広げられる8つのストーリー。
様々な人たちの、様々な人間模様。
身内などの大切な人を失っているという人たちによる生き様などなど。
暗くもないし、深刻さや切羽詰まった感じもありませんが、
命に対して、人生に対して、人として…、いろいろ考えさせられる一冊です。
読後感は爽やか。


最後に 『オー!ファーザー』。
比較的新しい本だったので、早めに手に取れて嬉しかったわ♪
留守がちな母親と4人の父親と6人で暮らしている高校生の由紀夫。
どんなストーリーなのかとドキドキワクワクしながら読みました。
4人の父親の個性がそれぞれ抜群に良く、みんな格好いい。
全員、息子である由紀夫を大事に思う気持ちが共通しているためか、
いざこざが微塵も感じられない出来過ぎの設定だし、
現実離れしているんですが、
だからといって白けない面白さっていうのかなぁ〜。
単純に、こんな素敵な父親たちなら4人まとめて欲しいなぁとか、
こんな素敵な旦那さまが4人いたら楽しいだろうなぁとか。
みんな仲良しで穏やかで、ユーモラスな感じが最高です。
今回の3冊も、裏切られることのない伊坂ワールドでした♪
もっと読みたぁ〜〜〜い。


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