あおい世界
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沖縄旅行の後、相変わらず仲良く付き合ってはいたものの、 元夫の生活がどんどん悪化していった時期だったようです。 ・・・ようです・・・というのは日記帳にこの時期の詳細がないから。
日付が数日置きだったり、ときには1ヶ月も記されていないのです。
元夫は仕事を辞め、その後に働き始めたところは何社もありましたが、 どれも長続きはしませんでした。
毎日欠かさず来ていた電話が一週間途切れてしまい、 居ても立ってもいられなくなったあたしは元夫の家へ足を運びました。
家には二人の妹のうち下の妹がいました。 それまで挨拶以外ほとんど話をしたことがなかったのですが、 思い切って最近の様子を聞いてみると、 しばらく家にも帰ってないので分からないとのこと。
部屋に入らせてもらってびっくり! そこには、数社のクレジット会社からの督促状。 あたしや友人から借りるだけでは間に合わなかったのか、 クレジット会社から借りられなくなったから、あたしや友人に借りていたのか。 多分、後者でしょう。
後から聞いた話によると、この頃、元夫の家には、 取り立ての電話や訪問が頻繁で妹二人は辛い日々を送っていたそうです。
元夫はこんな風に事態が最悪になるたび、現実から目を背け、 行方をくらますようになりました。 そのたびに、あたしは手当たり次第探したり、 元夫からの連絡を待ちわびたりして、 最終的には見つけ出し、説得し、何とか軌道修正することを望み、伝えてきたのです。 : : :
書き記すに耐えられないことばかりが続いたあの頃。 なぜ元夫のことを見捨てられず、あんなにも執着していたのか分かりません。 まだ交際中というだけの関係だったのだから、 振り切って別の人生を歩むこともできただろうに。 あたしはこの後、いくつもの裏切りを味合わされながらも、 元夫から離れることができませんでした。
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