あおい世界
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2004年11月30日(火) 母、手術。

母の手術は無事に終わりました。
朝9時30分から始まり、45分ぐらいで終了。

母が受けた手術はカテーテル手術というもので、
ステントを植え込みをしました。

1回の手術でステントを何ヶ所植え込むかとか、
植え込む場所とかは千差万別ですが、
母の場合、1回の手術ににつき1ヶ所ぐらいだろうという話です。

お世話になっている病院では、
『メスを使わない心臓の手術(冠動脈形成術、カテーテル手術)の模様を家族に公開』
ということをしているようで、母はそれを希望しました。
つまりは、
『リアルタイムで患者家族に操作室で公開する』というものですが、
自分の手術の様子を家族に見てもらいたいということです。

が、それに立ち会えるのは、医師からの説明を受けた人で2人まで。
当然ながら、父と兄貴。
二人とも血を見ると倒れるタイプなのにぃーーー。
あたしも立ち会いたい気持ちがありつつ、黙っていました。
手術は3回の予定だもの。
残り2回のうち1回ぐらいはきちんと見守りたいと思っています。

手術室の前で荷物当番みたいに長椅子で待っていたあたし。
この病院の院長先生は循環器専門で、
医療書物などにもよく載っている方らしく、
たくさんの記事が廊下の掲示板に貼られていましたので、
隅から隅まで読んだりしているうちに、
あっという間に手術は終わりました。
術後、車椅子に乗せられて出てきた母はにこやかでした。
心臓の手術だというのに、
全身も局部も麻酔をしないのですぐに話ができるわけです。

手術を見守っていた父と兄貴が言うには、
専門家がそばにいて、逐一、映像の説明をしてくれたそうで、
今回は99%機能せずに一番狭くなっている血管を手術をしましたが、
次回は枝分かれになっている部分らしく、今回より難しいとのこと。
また、薬のアレルギー反応が強く出たら、
2回目と3回目は開胸することになるとも言われたそうです。

普通カテーテル手術の後、
病棟のナースステーション脇にある術後専用の部屋に入るのですが、
母の場合はアレルギー反応で浮腫が出た場合、
内臓浮腫により呼吸困難になる可能性があるということで、
特別に集中治療室で数日様子を見ていただくことになりました。
その方が安心ね。
検査のときとは違う増血剤だっただけにアレルギーがでなければいいけどね。


何でも現実的に考えて最悪の状況を踏まえてしまう父と兄貴は、
昨夜、なかなか眠れなかったそうですがあたしは熟睡。
なぜか“大丈夫”としか思えないのです。
最悪の事態が想像つかない。
変に度胸が据わってしまうところがあるのと、
自分で自分を奮い立たせてしまえるのです。
そして、眠られないとか不安がっている人を前に、
わざと明るくしたりしてしまうのです。
決して軽く考えているわけでもないし、不安がないわけじゃないのに。


集中治療室に落ち着いた母を後に、あたしは仕事に戻りました。
月末の締め日なので、3件はしごをした銀行はどこも混んでいたし、
事務所に戻ってからも、出納を締めるのに大忙し。
やっぱり、ちょっと疲れたかな。


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あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL

2003年11月30日(日) クリスマスプレゼント☆1。 収穫祭。