あおい世界
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2003年04月21日(月) 友人の話。

正直言ってアッチ系の話は苦手。
子供を二人も産んでいるわけだから、それなりの経験もあるわけだけど、
決してあたしは男性経験豊富なわけじゃないし、
基本的には過剰に求めるタイプではないみたいだから。

でも、この日記上でなら真面目にそういうことにも触れられそう。

というのも昨日友人らと集まったときの会話が、
頭の中をぐるんぐるん回っているから。
いろんな人がいて当たり前、いろんな愛があって当たり前とは思っているけど。
愛無しでアレができる人がこんなに身近にいたなんて!!!って感じ。

その友人は既婚者だけど子供は居ない。
数年前に夫以外の人と深い関係になり、離婚まで考えたことのある人。
その頃もよく話を聞いてきたのだけれど、
今でもそのときの彼のことは本物の愛だったという。
心の伴ったアレができた、と。

その離婚話は、彼女が彼に振られるという形で終了したのだけれど、
その前後から夫との肉体関係はなくなったという。
今では特にラブラブなわけではないけれど、
喧嘩をすることもなく同居人的夫婦として暮らしているみたい。
きっと何も知らない人たちがみたら、
美男美女のいいカップルに見えてると思う。

そんな彼女は “同じ鉄を二度踏まない” ということを意識しているようで、
もう今の生活をくずすことはしたくないと言っている。
でもねでも、現在二人の男性と肉体関係をもっている。
それも、たまたま両方とも12歳下の男性。

どちらも男性の方から誘ってきているんだけど、
既婚者だということを知りながら。
そういう人同士って無意識に分かり合うものなんだろうか。
ごく自然に出会って、
ごく自然に両方の合意のもとにアッチへつながっているんだよね。
でも話を聞けば聞くほど、純粋に心が伴っているとは思えない。
もちろんそれぞれの好みのタイプなんだろうから、 
“これが愛”って言われれば“そうなのね”ってことなんだけど、
どう考えてもアッチが先行しているように感じてならない。

彼女自身 「快楽を求めている」 と断言していたもん。
その反面、携帯メールなどでやりとりがあると、 
「そういう心の部分も求めていたみたい」 と言っている。


んー、奥が深い、深すぎる。

いいとか悪いとかじゃないの。
ただ、自分には当てはめられない。
当てはめることもないんだけれど、じゃ、あたしは? と思ったときに、
決して心が伴っていなければ、キスさえもいや。
絶対にいや。
前の日記に書いた通り、好きな人には女性としてみられることが嬉しかったりするけど、
それ以外の人には、あたしを女だと思わないで!ってさえ思っちゃう。

彼女を批判する立場じゃないし、批判する気も起きない。
彼女は彼女。
あたしは友人として、彼女のいいところをたくさん知っているから、
彼女の話を聞いて “ふーん、なるほどね。そういうのもあるのね” と思いつつ、 
“彼女の奥底で求めているものは何だろう?” と思えてならない。


あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL