sasakiの日記
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2013年05月17日(金) 古い本と新しい歌

シェリー・ケイポンは私の心を読んだとみえる。
「ショールをかけておいた方が効果的だぜ」と言った。
私は鳥籠をショールで覆った。
私の頭の中は目まぐるしく回転していた。もう一度、鳥かごに顔を寄せて、私は囁いた。
「ノーマン・メイラー!」
「アルファベットもろくに知らんやつ」と、ショールのしたから声が言った。
「ガートルード・スタイン」と私は言った。
「睾丸(きんたま)の上がりっぱなしが悩みのたね」
「これはまた」
私は息を弾ませて一歩下がった。ショールに覆われた鳥籠を見つめた。シェリー・ケイポンに目くばせした。
「わかってるのか、ケイポン、お前さん大変なものを手に入れたんだぞ」
「ドル箱だよ、ライムンド君、!」とシェリーは雄鶏がときを作るような声で言った。
「ドル箱以上だ、造幣局だ!」と私は訂正してやった。
「無尽蔵の脅迫(かつあげ)のチャンス!」
「殺しのたね!」と私は付け足した。
「まあ考えてみろよ!」シェリーは鼻息も荒く言った。「この鳥を黙らせるために、メイラーの本の出版社だけでもどれだけ払うと思う!」
私は鳥籠に向かって言った。
「F・スコット・フィッツジェラルド」
返事がない。
「スコッティといってみろよ」とシェリー。
「ああ」と鳥籠のなかから声が言った。「左ジャブはいいが、あとが続かない。いい選手だがーーー」
「フォークナー」と私は言った。
「打率はまあまあ、但しシングルヒッター」
「スタインベック!」
「シーズンの終わりに最下位になった」
「エズラ・パウンド」
「1942年にマイナーリーグにトレードされた」
「そのカクテルを・・・一杯・・・頼む」誰かがグラスを私の手に持たせた。私は一息に飲み、うなずいた。そして目を閉じ、世界が一回転するのを感じてから、再び目をあけて、シェリー・ケイポンを、この古典的かつ超時代的な悪党を見つめた。

大学時代に少しだけかじって、後味だけが残っていてずっととっておいたブラッドベリ。去年死んじゃって、いつか読み返そうと思い思い今日昨今。
これが古くて品があって、自由に書いてあって、今やなかなか得難い本。
これは捨てなかった本。
SFのジャンルに入れられていて気の毒な気がするけど、どこでもいいよ、というおおらかなものが横溢していて目下ブーム開催中。
写したものは「親爺さんの知り合いの鸚鵡」なんかオールドアメリカンで。

伊達のライブは僕個人としてはベスト3に入れておいた。
こういうことがあるからライブはやめられない。
コンディションも良かったんだけど。東京からひっぱてきたものが続いた感じなのかもね。万歳。
次は旭川6月1日、アーリータイムス、ロケットと一緒。
言える時に言っておこう、ぜっこうちょう!

アレンジがもうニ曲上がってきた。
相当いいところに行きそうじゃ。
ジャケットのベーシックなイラストもそろそろ、上がってくるというし着々と進んでる。あっちこちで色々頑張ってくれている祭り実施中。
これを打ってるテーブルの上に松がいて、僕の左手を両手で掻き抱いて寝ている。
可愛いなあ。動きにくいけど。

札幌は桜満開宣言。うちのベランダから見える謎の木は、どうも違う。桜じゃないみたいだ。桜の木が風に揺れる春というのを夢見てたが誤報。残念。
一体あれは何だ?

おわり


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