sasakiの日記
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2009年09月04日(金) 松に食われた「夜空のムコウ」

 最近、仕事部屋で寝ていることも多い松君。毎日暇を持て余しているのか、時々、ヤギみたいにわたしの歌詞カードを引っ張り出しては食っているみたいだ。出しっぱなしにしておくほうが悪いのでこのことについては文句一つ言わずにジッと耐えていると、調子に乗ってなんでも食う。というより飲み込まずに食い散らかす。思いのほか「夜空のムコウ」が好きなのか、跡形もなく噛み散らかす。最近、可愛さ度が突然アップした。それと一緒におっさん度もかなり上がってきている。文句も言わずに一日じゅうグータラしていることになんら疑問はないらしい。ならそれはそれでいいんだけど。人生これでも充分言い訳がつくものだとネコに教わる。真面目も不真面目も本当はもともとなく、神様もそんなに暇じゃないということだ。

 昨日、稲村、伴さんで誕生会をやる。
 もうじき60になろうとする人々は、日々悔い改めることもなく、ドロドロと酔っていく。2軒目で紳ちゃん、あきらさんの遭遇。こういう濃い集まりにするつもりはなかったのだが、そろってしまったのでしょうがなく、果てしなくドロドロはドロドロドロドロの連鎖に落ちて行き、最後はおおよそ想像もつかない卑猥な話に花が咲く。とても人には聞かせられないし、青少年には完璧に見放されるだろうの世界。記憶に残る素晴らしい誕生日。稲村さんにごちそうしてもらう。どうしてわたし達はこんなに無駄に元気があるのだろう?世の中には元気が出なくて困っている人が一杯いるはずなのに、僕らの元気は石油の余剰ガスみたいに二酸化炭素になって夜空のムコウに立ち上ってゆく。
 まあ、素晴らしいか?

 一人、コンサートの曲をさらっている。
 かなりいいかもしれない。
 結構ノル。
 新村君からメール。
 意気込みが書いてあって、感じいい。
 徹には個人的に頼みごとを伝えてある。憶えていればいいんだけど。
 
 今度の自転車は21段切り替えで、むやみに早い。
 1号機を全面的にメンテナンスすることにした。
 とりあえず伴さんには自慢たらたらの話しを聞かせてやった。
 多分、あのドロドロでは憶えちゃいないと思うけど。
 
 父親の術後の経過は遅々とした感じで、そう簡単には快方にはいかない。
 ふと、若い元気なときのことを思い出す。
 
 そうやって考えるとまだまだ、僕は若いのだ。
 どうも、最近基準が若いか若くないかになっていて、それは、多分間違っているのだと思う。
 松を見ているとつくづくそう思う。
 松は若いのにもうおっさんみたいに見える。まだ3歳なのに。不憫だけれど、本人はそのことにまったく気づいていないし、おそらく大きなお世話なのだと思う。爺さんになっても、おっさんのままなのだ。なんだか捩れている奴でよくわからないけど。かわいそうなのだ。猫なのでそのことに気づいていないのが、不憫。
 捩れているのは多分、僕なんだ。

 59歳。
 ハッピー・バースデー・トゥー・ミー♪
 酒やめて9ヶ月になった。煙草の時みたいに夢を見ることもなく、たんたんといける。

 帰りの車の中で紳ちゃんから素晴らしい言葉を聞いたんだけど、それがなんだったか今朝起きたら忘れていた。本当に素晴らしい詩のような言葉だったんだけれど、きちんと思い出さない。多分、もう、言ってくれないだろうなあ?ドロドロだったもんなあ。
 


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