sasakiの日記
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2005年04月29日(金) 最後の日に晴れた

 激しい日焼けにやられることもなく、穏やかなまったりとした湿気のなかで過ごした沖縄だった。時々スコールのような雨が降り、急激な気候の変化に惑わされることもなかった。
 くっそー。
 
 それにしてもやっぱり南国の気候のところで暮らす人たちはずるい。
 毎日毎日、Tシャツ一枚短パンにサンダル。
 わしらは一年のうち8ヶ月くらいは長いものを来て暮らす、そのうち半年はさらに上着まで着て暮らす。
 暮らすところは自分で決めたかった。
 白幡君には是非沖縄に部屋か家を借りてもらい、それをみんなで食い物にすると言う企画があるので、是非真剣に移住を考えてももらいたい。
 
 今回の旅はいつもよりは観光客っぽい事をしてみた。古い城跡を訪ねてみたり、海中道路を渡ったり、ビーチで地元の人とモズク拾いしたりと、市場に行ったりと、まあ、まともなことをしてみた。
 それはそれでとても楽しいんだけど、いざ、ライブになってもスイッチが簡単に切り替わらないのには往生した。出来ることならば観光地は観光地のままで観光だけが望ましい。
 それでも今回は地元の人と随分親しくさせてもらった。古いレコードを持ってきて来てくれてサインさせてもらったり、新しいCD持ってきてサインしたり、本当に嬉しい限りです。それとネットは矢張りすごいもんだ。どこでも欲しいものが手に入ると言うことで僕の新しいCDもちゃんと持っていてくれた。
 初日のシングはソロ初めてでなかなかエンジンがかからなかったけど、というよりはエンジンのスターター回したまんま終わってしまった感じだった。僕のライブはときどきこういったライブがある。緩やかさにはまってしまうと言ったらいいのか、出来るだけ穏やかなうちにライブを進めたいというか、聞いてるほうはどうなんだろう?
 終わってシングでしばらく飲んでから、河岸を変える。
 ゆきちゃんワンマンショー。愛の賛歌熱唱。伴がとり憑いたか?
 2日目、ほっ、感じのいい喫茶店。
 最初はここはノーPAでギターも歌も生。マイクなし、と言うことだったんだけどペーターがいろいろ段取りをつけてくれて事なきを得た。
 でも、ここの店だったら別のマイクなしでもいいかなあと言う感じがしたのでちょっと残念な気もした。
 後ろの開いた窓から夏の匂いが部屋に入ってくると言う状況だったので、気持ちが一気にニュートラル、好きなようにやらしてもらいますという空気で、ついでにビールまで飲んじゃった。普段飲まないんだけど。
 終わり頃に白幡君がパーカッションで参加。札幌で来る前に楽器屋でばったり会った。「何買いに来たのよ?」僕、「パーカッションの小物です。」白幡。「どうすんの?」僕、「沖縄で幸男さんのバックで叩こうと思って。」白幡。「俺、頼んでないけど?」、「いや、いいんじゃないんですか、盛り上がろうと思って。」白幡。
 もう一人、飛び入り。
 昨日やったシングのマスターはるき、「後ろでギター弾いていいですか?今日別のところでライブあってギター車に積んであるんで。すぐ取ってきますから。」、ということで突然何でもアーリになった。これはこれできらいな方向ではないのでこのまま最後まで。
 あとは例によってグズグズの飲み会になだれ込む。
 みんなは「ほ」に泊めてもらう。
 僕は山の天辺のホテルに部屋をとってあったので門限ぎりぎりに帰る。ホテルはやたら横に長くて一人で夜中歩くととても気持ちが悪い。素面じゃ一寸無理かも。いくつになっても怖いものは怖い。
 
 今回の旅は非常に実りのあるものだった。確かに疲れたことは疲れた。観光客とシンガーの2本立ては一寸きついものがあるかもしれない。これからは歌手としてがんばろう。

 「同朋(とも)よ」が出来上がったので告知。
 全5曲で第一巻第百章の表題曲は1曲目に入っています。
 で、聞いてみたいなあ、欲しいなあという人はオフィス・イナムランドに電話してくださいと言うことです。
 番号は011-894-2381です。稲村さんが出ますのできちんと挨拶しよう。
 それと、6月5日にCD発売記念ライブをアーバンホールでやります。百章も出ます。僕のファクトリーライブの次の日なので覚えやすいです。この近所でヨサコイもやってるので札幌は結構にぎわってる。と言うよりかなりやかましい季節だと思うので、静かな日々が好きな人は家の中でじっとしていよう。

 今日、なんか予定があったような気がするんだけど、思い出せない。なんだろう?なんかあったんだけどなあ。メモしたり記憶したりしてるんだけど、なんか抜け落ちている。
 昨日の百章の打ち合わせAT琉吉はとても面白かった。
 「別に、ウチの店で打ち合わせしなくてもいいんだよ。」と珍しく白旗キレる。きっかけはたこそば。稲村さん、あんたが悪い。
 


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